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SVN の使い方 − 最低限編

以下は、ここまでに設定した svn のリポジトリ内のプロジェクトで作業をす るための最低限の設定および必要なコマンドである。

作業用コピーを取得

作業用コピーを置く場所まで移動する. ここでは /home/foo 以下に hoge0 というプロジェクトの作業用コ ピーを展開することとする.

$ cd /home/foo
$ svn checkout svn+ssh://username@www.gfd-dennou.org/arch/repos/svnroot/hoge0

arch/repos/... の部分はプロジェクトのレポジトリの位置を指定します。

最初のディレクトリ作成

レポジトリに最初にファイルを追加することをインポートと呼びますが、 その際にプロジェクトのディレクトリ構造がは

+hoge -trunk
   -branches
   -tags

とすることが推奨されていることを意識してください。 あとで、変更できますが最初からもう一段trunkというディレクトリを 掘ってください。

そうしたら

$ svn import file:///home/svnwork/hoge -m "初期インポート"

のようにして、ファイルをインポートし、Subversionを始めることができます。 頭の/は3つあることに注意してください。

作業用コピーを最新版に更新

複数人での開発を行なっている際には, 自分以外の作業用コピーで行なわれ た作業結果がリポジトリに反映されるので, 資源の編集作業を行う前には 必ず作業用コピーにリポジトリの最新情報を反映させなければならない. update のもっとも簡単な方法は, 作業用コピーに移動し,

% cd /home/foo/hoge0
% svn update

とする。 ただし、cvs で作業コピーの状態を確かめるためにupdateしていたのは

% svn status

というコマンドで行えるようになった。

作業用コピーを変更を登録

自分が行なった変更をリポジトリに登録するには以下のようにする.

例えば, Makefile というファイルを commit する場合, 作業用コピーへ移動し,

$ svn commit -m 'コミットメッセージ' 

とする. 「コミットメッセージ」には何を変更したかを書き込むのが普通であ る. SubversionではCVSとは違って、プロジェクト丸ごとcommit する。

ファイルやディレクトリを新規に追加する場合

普通に作業ディレクトリにファイルを追加する。その後

$ svn add hoge.txt

とする。ただしこの状態はあくまで予告なので本当に追加されるのは commitした時点である。

ファイルやディレクトリを削除する場合

$ svn remove(rm / remove) hoge.txt

これも予告なので、commit時に削除される。

ファイルやディレクトリの名前を変更する場合

$ svn move hoge.txt hoge2.txt

即座に名前が変更されます。


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Last Updated: 2007/05/30, Since: 2007/05/30