Windows98 のinstall

  1. Windows98 SE のインストール
  2. 今回のインストール時に起こった不具合 (特別)
  3. ネットワークカードデバイスドライバのインストール
  4. Windows98 SE でのネットワークの設定
  5. FIPS によるパーティションの分割

1. Windows98 SecondEdition のインストール

Microsoft Windows98 Second Edition のインストールを行います。 以下は、簡単なインストールの流れを示したものです。 不明な点はパッケージ付属のマニュアル (Microsoft Windows98 SECOND EDITION ファースト ステップ ガイド)を参照しましょう。

  1. フロッピーディスクドライブに Windows98 の起動ディスクを挿入します。 箱の中には2枚フロッピーが入っていますが、 使用するのは「PC/AT 互換機対応」と書かれた方です。
  2. コンピュータを再起動します。起動メニューが表示されます。
  3. CD-ROM ドライブに Windows98 の CD-ROM を挿入します。
  4. 「1」と入力し、Enter キーを押します。 なんだかだらだらとメッセージが表示されます。
  5. ひとしきり続いたメッセージが落ち着いたら、 キーボードより「setup」と入力し、Enter キーを押します。 セットアップによりチェックが行われることを示すメッセージが表示されます。
  6. Enter キーを押します。 スキャンディスクが実行され、ハードディスクに問題がないか確認されます。
  7. 以降は、画面に表示される指示に従って操作しましょう。

2. 今回のインストール時に起こった不具合

2001年の6月に行ったインストールでは、本来6GBあるはずの ハードディスクをWindows98では600KBとしか認識してくれないという 不具合が発生しました。

ここではその際にとった対応を記しておきます。

[2.1] パーティションの削除・再構成

パーティションの切り方に問題があるのではないかという考えのもと、 パーティションを初期化するために今までのパーティションを削除し、 単一のパーティション(Cドライブ)で再構成 しようと試みました。

[2.1.1] MS-DOS の使用

パーティションを初期化するのにMS-DOS上で「FDISK」を使用します。

MS-DOS を使用するには、主に

の2通りがあります。

とりあえずは1つめの方法でMS-DOSを立ち上げてください。すると

Microsoft(R) Windows 98
   (C)Copyright Microsoft Corp 1981-1999.

C:\WINDOWS>

と表示されます。

[2.1.1] FDISKの使用

下のコマンドを入力してください。

(はじめの「C:\WINDOWS>」) はコマンドプロンプトなので 入力する必要はありません。

C:\WINDOWS>FDISK

すると、

「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか (Y/N)..........? [Y]」

と聞かれるので、[Y](デフォルト) を選択し、Enterキーを押してください。

[2.1.2] パーティションの削除

以下の「FDISK オプション」の画面が表示されます。

                              Microsoft Windows 98
                      ハードディスクセットアッププログラム
                    (C)Copyright Microsoft Corp. 1983 - 1998            

                                FDISK オプション

    現在のハードディスク: 1

    次のうちからどれか選んでください:

    1. MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成
    2. アクティブな領域を設定
    3. 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
    4. 領域情報を表示


    どれか選んでください: [1]



    FDISK を終了するには Esc キーを押してください.

ここで、パーティションを削除する場合には [3]を選択してEnterキーを押してください。

そうすると、以下の画面になります。

                 MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除           

    現在のハードディスク: 1

    次のうちからどれか選んでください:

    1.  基本 MS-DOS 領域を削除
    2.  拡張 MS-DOS 領域を削除
    3.  拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
    4.  非 MS-DOS 領域を削除


    どれか選んでください: [ ]



    FDISK オプションに戻るには Esc キーを押してください.

ここで [1]を選択してEnterキーを押してください。 その後の質問にも適宜答え、パーティションの削除を行ってください。 また、複数のパーティションが存在する場合はそれらの すべてを削除してください。

[2.1.3] 単一のパーティションでの再構成

さきほどの「FDISK オプション」で今度は [1]を選択して、 パーティションの作成を行います。選択を行うと、以下の画面が出てきます。

                MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成           

    現在のハードディスク: 1

    次のうちからどれか選んでください:

    1. 基本 MS-DOS 領域を作成
    2. 拡張 MS-DOS 領域を作成
    3. 拡張 MS-DOS 領域内に論理 MS-DOS ドライブを作成


    どれか選んでください: [1]



    FDISK オプションに戻るには Esc キーを押してください.

作成するのは基本MS-DOS 領域なので [1]を選択してEnterキーを押してください。

選択後に容量を聞かれますが、6GB全部を割り当ててください


[2.2] マスターブートレコードの初期化

「パーティションテーブルの設定がおかしいのでは?」 という可能性もあったので、マスターブートレコード(以下 MBR)の初期化も行いました。

パーティションの初期化を行った際と同様に MS-DOS上で

C:\WINDOWS>FDISK /MBR

と入力し、Enterキーを押すことで、MBRの初期化を行うことができます。

なお、既にパーティションを再構成してWindows自体が 立ち上がらない場合は、Windows98SEの付属のフロッピーディスク(PC/AT 互換機用)を 使用してMS-DOSを立ち上げ、以下のコマンドを入力してください。 (この際の「A:\>」もコマンドプロンプトなので入力の必要は ありません。)

A:\>FDISK /MBR


[2.3] 結果

解決の決め手がどれだったのかはっきりしませんでしたが、 一応解決。 ちゃんと6GBでハードディスクを認識してくれるようになりました。


3. ネットワークカードのデバイスドライバのインストール

インターネットに接続するにはネットワークカードが 認識されているかどうかの確認をする必要があります。 また、ダイヤルアップ用のデバイスドライバはネットワークカードの正常な 動作を妨げる可能性があるため、停止させます。

[3.1] ネットワークカードデバイスドライバの設定

[3.1.1] ネットワークカードが認識されているかどうかの確認

マイコンピュータをクリックして, コントロールパネルを開きます。
コントロールパネルの「システム」をクリックします。
図のように「ネットワークアダプタ」という項目にネットワークカードが 存在するか確かめます。 もしもネットワークカードが PC から認識されていない 場合は ? (ハテナ)印が付いているのですぐわかるでしょう.
万が一 ? 印が付いていたら, ネットワークカード付属のドライバディスクから ネットワークカードのドライバをインストールする必要があります。

[3.1.2] ネットワークカードデバイスドライバのインストール

  1. ネットワークカード付属のドライバディスクを用意し、フロッピーディスクドライブに入れてください。
  2. 「コントロールパネル」の「ハードウェアの追加」をダブルクリックします。
  3. すると、ネットワークカードが検出され、デバイスドライバをどこから探すのか 聞かれるのでフロッピーディスクからドライバを探すように 対応してください。
  4. すると、デバイスドライバがインストールされ、ネットワークカードが認識されるようになります。
  5. なお、情報3番機はネットワークカードの2枚挿しをしているため、 2度ほどネットワークカードが検出されます。 2度目も同様にしてください。

この作業が終わったら、先ほどのようにネットワークカードがきちんと 認識されているかどうか確認してください。


[3.2] ダイヤルアップアダプタの停止

先ほどと同様に「コントロールパネル」→「システム」→「デバイスマネージャ」→ 「ネットワークアダプタ」ときて、そこに「ダイヤルアップ アダプタ」 が無いかどうか確認してください。

もしも、あった場合には「ダイヤルアップ アダプタ」をダブルクリックし、 「デバイスの使用」の「このハードウェア プロファイルで使用不可にする」にチェックをつけて 「OK」としてください。


4. Windows98 SE でのネットワークの設定

インターネットに接続するにはネットワークカードの 認識だけでなく, IP アドレスのを設定も必要となります。

[4.1] IP アドレス等の設定

マイコンピュータをクリックして, コントロールパネルを開く
コントロールパネルから「ネットワーク」をクリックする.
そして「TCP/IP → (ネットワークカード名)」を選択する.
情報3番機ではネットワークカードが2枚挿ししてあるため、2つあるはずです。(2001/07/01)

この場合はどちらか片方のネットワークカードの設定を行い、 接続できるか確認してください。もし、ダメだった場合は 前に設定したものを全て解除し、もう片方のネットワークカードの設定を行ってください。

※くれぐれも両方のネットワークカードに同様の設定を行うことだけは避けてください!!


IP アドレス, ネットマスク, ゲートウェイ, ホスト名, ドメイン名, DNS サーバを 正しく設定する. しかるのちに PC を再起動する.


情報実験機3番での設定項目
設定項目 答え方
IP アドレス 133.87.45.83
ネットマスク 255.255.255.128
ホスト名 joho3
ドメイン名 ep.sci.hokudai.ac.jp
DNS サーバ 133.87.45.70, 133.87.45.66, 133.87.1.11

5. FIPS によるパーティションの分割

Windows と Linux を一つのパソコンで使用するために パーティションをWindows領域とLinux領域とに分けます。

[5.1] 実際の作業

実際の作業は

2001年度 情報実験 第九回 の〔FIPSの使い方〕 にしたがって行ってください。

なお、今回のインストールでは

 Windows領域 3074.9MB
 Linux領域    3074.9MB

と、ぴったり等分に分割しました。


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最終更新日: 2001/07/02(森川靖大) Copyright © 2000 epnetfan