諸事情により (手元に動作機がなくなった&これまで使っていたサーバを継続的に使えるかどうか分からなくなった),勝手ながら,
を終了したいと思います。PowerPC 版パッケージや Subversion をお使いの方にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんが,ご理解下さいますよう,よろしくお願い致します。配布は tar.gz によるものだけになりますが,そのうち (使いやすいサーバと巡り会えれば) Mercurial のリポジトリを公開するかも知れません。
ここでは,電脳 Ruby プロジェクトの関連製品を Fink パッケージ化したものを配布しています (無保証ですので自己責任でお使い下さい)。また,オリジナルの電脳ライブラリに加えて,AquaTerm (Mac でよく使われているグラフィックデバイス) に対応したものも配布しています (コードは北村さん@気象研によるもの)。
パッケージ管理に MacPorts をお使いの方は山本さん (京都大学) のパッケージ (Leopard 専用) をお使い下さい。
・電脳ツール (山本さんのサイト)
以下の環境で動作確認しています。これ以外の環境 (PowerPC など) についてもインストールの相談には乗れるかと思いますので,メールでお問い合わせ頂けたらと思います。
本サイトでは以下の Fink パッケージを配布します。もし他にも要望があれば可能な限り対応します。パッケージ作ったから送ります,というのも大歓迎です。
パッケージ名 | ソフトウェア | バージョン | 説明 |
---|---|---|---|
dcl | DCL | 5.3.2 | FORTRAN 77 版地球流体電脳倶楽部ライブラリ |
dcl-c | DCL/C | 5.3.3 | C 言語版地球流体電脳倶楽部ライブラリ |
ruby-netcdf | Ruby/NetCDF | 0.6.3 | NetCDF の Ruby インターフェース |
narray-miss | NArrayMiss | 1.1.2 | NArray で欠損値を扱えるようにする拡張 |
ruby-dcl | Ruby/DCL | 1.6.0 | 地球流体電脳倶楽部ライブラリの Ruby インターフェース |
numru-misc | NumRu/Misc | 0.0.6 | 様々な関数の Ruby インターフェース |
numru-units | NumRu/Units | 1.5 | 単位を扱うための Ruby ライブラリ |
numru-met | NumRu/Met | 0.0.2 | 気象関係の Ruby アプリケーションライブラリ |
gave | gave | 1.2.2 | Ruby で書かれた Gtk によるデータ解析・可視化ソフトウェア |
gphys | GPhys | 0.6.1 | グリッドデータを扱うための Ruby ライブラリ |
ruby-fftw3 | Ruby/FFTW3 | 0.2 | FFTW3 の Ruby ラッパー |
パッケージ名 | ソフトウェア | バージョン | 説明 |
---|---|---|---|
narray | NArray | 0.5.9p6 | 数値配列 Ruby ライブラリ |
ruby-gtk2 | Ruby/gtk2 | 0.18.1 | Gtk+2 の Ruby ラッパー |
ruby-gnome2 | Ruby/GNOME2 | 0.18.1 | GNOME2 の Ruby ラッパー |
rb-gsl | Ruby/GSL | 1.10.2 | Gnu Scientific Library の Ruby ラッパー |
rcairo | rcairo | 1.8.0 | Cairo の Ruby ラッパー |
本サイトで配布されているパッケージを使用するには,XCode (Apple が配布している開発環境) および Fink (OSX 上でのパッケージ管理システム。Debian のパッケージ管理システムに似ている) がインストールされている必要があります。Fink のダウンロード のページに XCode も含めたインストール方法が詳細に説明されているので,それに従ってインストールを完了し,設定を済ませておいて下さい。
パッケージの使い方を説明する前に,Fink のパッケージ管理システムについて概要を説明しておきます。Fink のパッケージ管理の方法は基本的には Debian と同様です。すなわち,パッケージ管理は dpkg コマンドを用いて行い,インターフェースとして dselect や apt が用意されています。Fink の特徴的な点は以上の方法以外に,ソフトウェアをソースからインストールできる点です。これを実現するのが fink というコマンド (Perl script) です。fink はある特定のディレクトリに置かれた .info という拡張子を持つ設定ファイルをパースし,deb ファイルの作成・インストール・アップデート・アンインストールなどを行います。設定ファイルには,ソフトウェアの依存関係・ソースの場所・パッチ・コンフィギュアの方法・コンパイルの方法・インストールの方法などが記述されており,deb ファイルの作成にはこれらの情報を用います。使い方など,詳しくは Fink のドキュメンテーション を参照して下さい。
本サイトで配布するのは,上で説明した .info ファイル(と必要なパッチ)です。ファイルをダウンロードしたら展開してできたディレクトリ内の .info ファイルとパッチを Fink のローカルパッケージを置くディレクトリ (通常は /sw/fink/dists/local/main/finkinfo) に配置して下さい。ディレクトリがない場合は自分で作成して下さい。適切な場所にファイルを配置したら,後は,インストールしたいパッケージを以下のようにインストールして下さい。
$ sudo fink install name_of_package
それと(多分大丈夫だと思うのですが…)置いたはずのパッケージが見付からない場合は,
$ sudo fink index
でパッケージのキャッシュを再構築してみて下さい。
FinkDennou.tar.gz (9.7KB) をダウンロードして下さい。上記リストに含まれる全ての .info ファイルとパッチをまとめたものです。
以前は Subversion リポジトリを公開していましたが,サーバの移転に伴って公開を中止しました。
バグ報告,他の環境 (PowerPC とか) へのインストール相談,別のパッケージ作ったよ,などお気軽に御連絡下さい。
できる限り対応したいと思います。