USGRPHの分解

[here]節のプログラム HOP で呼んだ USGRPH サブルーチンがどのようなルーチンで構成されているか,見ておきましょう. 実は,

CALL USGRPH( NMAX, X, Y )
というサブルーチン・コールは,次の5つのサブルーチンを順に呼ぶことと同 じなのです.
CALL USSPNT( NMAX, X, Y )
CALL USPFIT
CALL GRSTRF
CALL USDAXS
CALL UULIN( NMAX, X, Y )
データを自動的にスケーリングするためには,まず,描きたいデータすべての なかから最大値と最小値を見つける必要があります. サブルーチン USSPNT がこれを行ないます.つぎの USPFIT では,これらのデータの 最大値・最小値を切りの良い数値に丸めて作画範囲を決め,ほかの「正規化変 換」のパラメータも「おまかせ」で決めます.そして,GRSTRF ルーチ ンで「正規化変換」を確定します.ここで出てきた「正規化変換」については, 第 [here]節で詳しく説明します.いまは,USPFITGRSTRF の二つのサブルーチンで,これらの作業を行なっているとだけ認識し ておいて下さい.

次の USDAXS ルーチンは「おまかせ」で座標軸を描くルーチンです.ま さに「おまかせ」ですから,引数はありません.そして,UULIN ルーチ ンで折れ線を描いているのです.

DclMessageDump
(MSGDMP)
メッセージを出力する.
DclCompChar
(LCHREQ)
大文字・小文字の区別なく文字列を比較する.
DclGetUnitNum
(IUFOPN)
利用可能なもっとも小さい入出力装置番号を返す.

* 括弧の中は、対応するf77インターフェイス名.

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