4.3.4 ULpGET/ULpSET(ULpSTX)

1.
機能
ULPACKサブルーチンパッケージで使用する内部変数を参照/設定する. ( ULpSTXは実行時オプションによる変更を許す. )
2.
呼び出し方法
CALL ULpGET(CP,IPARA)
CALL ULpSET(CP,IPARA)
CALL ULpSTX(CP,IPARA)
3.
パラメーターの説明
CP (C*8) 内部変数の名前.
IPARA (I) 内部変数の値.



以下にCPとして指定できる名前のリストを記す.


'IXCHR' (I) X軸に関する2・10nという形のラベルで, '・'の位置に使う文字番号.DCL文字番号(「GRPH1」のマニュアル参照)で指定する.初期値は195 (・).
'IYCHR' (I) Y軸に関する2・10nという形のラベルで,'・'の位置に使う文字番号.DCL文字番号(「GRPH1」のマニュアル参照)で指定する.初期値は195 (・).
'IXTYPE' (I) X軸に関するラベルのフォーマットを指定する.1から4の整数値が指定できる(初期値は1).それぞれの意味は次項で説明.
'IYTYPE' (I) Y軸に関するラベルのフォーマットを指定する.1から4の整数値が指定できる(初期値は1). 
1: 全てのラベルに指数部を付ける.
    例  1・103  2・103  5・103  1・104
ただし,SGLGET/SGLSET (「GRPH1」のマニュアル参照)が管理する内部変数'LCNTL'.FALSE.のときには・10n のかわりにEnと表現する. 
2: 10n 以外のラベルには指数部を付けない.
     例  103  2  5  104 
3: サブルーチンCHVAL(「MISC1」のマニュアルFMTLIB 参照)を使って全てのラベルを文字化する.
    例  1000  2000  5000  10000
4: 10nのラベルのみCHVALを使う.そのほかは2を指定したときと同じ. 
    例   1000  2  5  10000


4.
備考
(a)
内部変数を管理するための下請けルーチンとして 以下のものがある.
ULPQNP(NCP) 内部変数の総数 NCPを求める.
ULPQID(CP,IDX) 内部変数 CPの位置 IDXを求める.
ULPQCP(IDX,CP) IDXの位置にある内部変数の名前 CPを参照する.
ULPQVL(IDX,IPARA) IDXの位置にある内部変数の値 IPARAを参照する.
ULPSVL(IDX,IPARA) IDXの位置にある内部変数の値 IPARAを変更する.
(b)
ULpGETは上に述べたULPQIDを呼んで 内部変数の位置を求め, ULPQVLによって値を参照する; ULpSETULPQIDを呼んで内部変数の位置を求め, ULPSVLによって値を設定する. したがって指定した内部変数名が見つからないとき, エラーメッセージはULPQIDが出力する.
(c)
'IXTYPE'/'IYTYPE'が3または4のとき, CHVALに渡すフォーマットはそれぞれ ULXSFM/ULYSFM で変更することができる.