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DCL:GRPH1:概要:透視変換
1.6.1 変換パラメタ
- 視点
- ( XEYE3, YEYE3, ZEYE3 )
3次元空間上での視点.
この位置にカメラを構えていると思えば良い.
- 焦点中心
- ( XOBJ3, YOBJ3, ZOBJ3 )
3次元空間内で視線を向ける目標点.
カメラを向ける被写体の位置と思えば良い.
なお, 焦点中心を通り, 視線(視点と焦点中心を結ぶ線)に垂直な面が
投影面となる.
すなわち, 3次元空間上の点(X,Y,Z) は, その点と視点を通る線が
投影面と交わる点に投影される.
- 画角
- ( ANGLE3 )
視点からこの角度で見える投影面上の長さが,
正規直角座標系の単位長さとなる.
- 傾き
- ( TILT3 )
Z 軸の傾き. カメラの光軸回りの傾きに相当する.
この角度が0 の時, 3次元空間のZ軸は正規直角座標のY軸に並行にな
る.
視線がZ 軸と平行な場合には, Y 軸が基準になる.
- オフセット
- ( XOFF3, YOFF3 )
正規直角座標系に投影された焦点中心の位置を,
中心からの位置で指定する.
通常この値は (0,0) で良い.
- 2次元平面位置
- ( IXC3, IYC3, SEC3 )
2次元平面を3次元空間のどこに位置付けるか指定する.
IXC3, IYC3 はそれぞれ2次元平面のX座標, Y座標に対応する
3次元座標を (1,2,3) の数字で指定するもので,
数字はそれぞれ X座標, Y座標, Z座標に対応する.
これらの数値に負の値を指定すると, 正負を逆に割り当てる.
SEC3 は残りの座標の座標値である.