サブルーチンの説明(パラメータ管理)

USpGET/USpSET(USpSTX)

  1. 機能
    実数,整数,論理内部変数を参照/設定する. (USpSTX は実行時オプションによる変更が可能.)

  2. 呼び出し方法
    CALL USpGET(CP, IPARA)
    CALL USpSET(CP, IPARA)
    CALL USpSTX(CP, IPARA)

  3. 引数
                                            
      CP      (C*(*))   パラメータ名 (i)    
                                            
      IPARA   (I/R/L)   パラメータ値 (i/o)  
                                            
    

  4. パラメータリスト

                                                                            
      IRESET   (I)   USINITで自動的にパラメータを                           
                     リセットすることを指定する変数.初期値は1. 0:          
                     スケーリングパラメタなど                               
                     (* 印のついた変数) のリセットのみ行なう. 1: IRESET=  
                     0 に加えてタイトルのリセットをする.  2:               
                     USpSETのすべてのパラメタを リセットする.              
                     USINITは通常GRFRMから呼ばれる.                        
                                                                            
    

                                                                         
      XDTMIN*,           (R)   USSPNT で設定された X                     
      XDTMAX*                  座標の最大最小値.                        
                                                                         
      YDTMIN*,           (R)   USSPNT で設定された Y                     
      YDTMAX*                  座標の最大最小値.                        
                                                                         
    

                                                                            
      LXINV    (L)   .TRUE.の時, X軸の左右を逆にする.                      
                                                                            
      LYINV    (L)   .TRUE.の時, Y軸の上下を逆にする.                      
                                                                            
      LMATCH   (L)   .TRUE.の時, X軸とY軸のラベル間隔及び                   
                     文字間隔を同じにする.                                 
                                                                            
      RMRGN    (R)   マージンの幅. 単位は文字幅. (9.524)                    
                                                                            
    

                                                    
      XFAC*   (R)   X座標のファクター値 (999.)      
                                                    
      YFAC*   (R)   Y座標のファクター値 (999.)      
                                                    
      XOFF*   (R)   一様X座標のオフセット値 (999.)  
                                                    
      YOFF*   (R)   一様Y座標のオフセット値 (999.)  
                                                    
    

                                                   
      DXT*   (R)   一様X座標の目盛の間隔 (999.)    
                                                   
      DYT*   (R)   一様Y座標の目盛の間隔 (999.)    
                                                   
      DXL*   (R)   一様X座標のラベルの間隔 (999.)  
                                                   
      DYL*   (R)   一様Y座標のラベルの間隔 (999.)  
                                                   
    

                                                                            
      TFACT    (R)   一様座標の目盛間隔の目安 (2)                           
                     これらの値に文字幅 (RSIZEL1)                           
                     を掛けた幅よりも                                       
                     小さな間隔で,切りのよい値をDUTとして設定する.        
                                                                            
      MXDGTX   (I)   一様X座標のラベルの最大桁数 (4)                        
                                                                            
      MXDGTY   (I)   一様Y座標のラベルの最大桁数 (4)                        
                     ラベルの桁数がこれらの値よりも大きくなるとき, UOFF,   
                     UFAC を設定して                                        
                     これらの桁数以内におさまるように試みる.               
                                                                            
    

                                                                            
      NBLANK1   (I)   ラベルが座標軸と平行な場合の,                        
                      ラベル間の最小空白数.(一様座標) (1)                
                                                                            
      NBLANK2   (I)   ラベルが座標軸と直角な場合の,                        
                      ラベル間の最小空白数.(一様座標) (2)                
                                                                            
    

                                                           
      NLBLX     (I)   対数X座標のラベル形式 (999)          
                                                           
      NLBLY     (I)   対数Y座標のラベル形式 (999)          
                                                           
      NTICKSX   (I)   対数X座標の一桁の間の目盛の数 (999)  
                                                           
      NTICKSY   (I)   対数Y座標の一桁の間の目盛の数 (999)  
                                                           
      ITYPEX    (I)   対数X座標のタイプ (999)              
                                                           
      ITYPEY    (I)   対数Y座標のタイプ (999)              
                                                           
    

                                                                            
      MXDGTSX   (I)   X軸のサブラベルが水平方向の場合,                     
                      MXSDGTXで指定された文字数のラベルの範囲を             
                      越えないようにサブラベルを描く.                      
                                                                            
      MXDGTSY   (I)   Y軸のサブラベルが垂直方向の場合,                     
                      MXDGTSYで指定された文字数のラベルの範囲を             
                      越えないようにサブラベルを描く.                      
                                                                            
      LPRTCT    (L)   サブラベルを他方の軸のラベル領域に                    
                      まで描かないことを指定する. これが                   
                      .TRUE.の時にはMXDGTSX/MXDGTSY の指定は無視される.    
                                                                            
    

                                                                            
      SOFFXsp*   (R)   X軸のサブラベルのオフセット値. sp='TR', 'TL',       
                       'BR', 'BL', 'UR', 'UL'.                              
                                                                            
      SOFFYsp*   (R)   X軸のサブラベルのオフセット値. sp='RT', 'RB',       
                       'LT', 'LB', 'UT', 'UB'.                              
                                                                            
      ROFFXs*    (R)   Y軸のサブラベルがX軸のラベル                         
                       領域に侵入したときのX軸のオフセット値. s= 'T',      
                       'B'.                                                 
                                                                            
      ROFFYs*    (R)   X軸のサブラベルがY軸のラベル                         
                       領域に侵入したときのY軸のオフセット値. s= 'L',      
                       'R'.                                                 
                                                                            
    

    * がついた変数は常にリセットされる.

  5. 備考
    1. 内部変数を管理するための下請けルーチンとして 以下のものがある.
                                                                          
        USPQNP(NCP)         内部変数の総数NCPを求める.                   
                                                                          
        USPQID(CP,IDX)      内部変数CPの位置IDXを求める.                 
                                                                          
        USPQCP(IDX,CP)      IDXの位置にある内部変数の名前CPを参照する.   
                                                                          
        USPQVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを参照する.  
                                                                          
        USPSVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを変更する.  
                                                                          
      
    2. USpGETは上に述べたUSPQIDを呼んで 内部変数の位置を求め,USPQVLによって値を参照する; USpSETUSPQIDを呼んで内部変数の位置を求め, USPSVLによって値を設定する. したがって指定した内部変数名が見つからないとき, エラーメッセージはUSPQIDが出力する.
    3. ITYPEとしては適切な型の定数または変数を指定すること.

USCGET/USCSET(USCSTX)

  1. 機能
    文字パラメータを参照/設定する. (USCSTX は実行時オプションによる変更可能.)

  2. 呼び出し方法
    CALL USCGET(CP, CPARA)
    CALL USCSET(CP, CPARA)
    CALL USCSTX(CP, CPARA)

  3. 引数
                                            
      CP      (C*(*))   パラメータ名 (i)    
                                            
      CPARA   (C*(*))   パラメータ値 (i/o)  
                                            
    

  4. パラメータリスト
                                           
      CXTTL   X軸のタイトル                
              (32文字以内)                
                                           
      CYTTL   Y軸のタイトル                
              (32文字以内)                
                                           
    

                                                                           
      CXSIDE   X軸を書く位置. 'T'(Top), 'B'(Bottom), 'U'(User)            
               のうち 2文字まで指定できる.                                
               2つの位置のうち最初に指定した位置に                         
               サブラベルとタイトルが書かれる.(注1)                      
                                                                           
      CYSIDE   Yを描く位置. 'R'(Right), 'L'(Left), 'U'(User)              
               のうち 2文字まで指定できる.                                
               2つの位置のうち最初に指定した位置に                         
               サブラベルとタイトルが書かれる.(注1)                      
                                                                           
    

                                                                           
      CXSPOS   X軸のサブラベルを書く位置 'R' または 'L'                    
                                                                           
      CYSPOS   Y軸のサブラベルを書く位置 'T' または 'B'                    
                                                                           
      CXUNIT   X軸のサブラベルに書く単位 (32文字以内)                     
                                                                           
      CYUNIT   Y軸のサブラベルに書く単位 (32文字以内)                     
                                                                           
      CBLKT    サブラベルに書く括弧.初期値は'()                           
               '. ブランクを指定すると括弧は書かない.                     
                                                                           
    

    (注1) 内部変数 CXSIDE, CYSIDE で指定される最初の位置の LABELzs.FALSE.の時には, サブラベル,タイトルともに描かない.

  5. 備考
    1. 内部変数を管理するための下請けルーチンとして 以下のものがある.
                                                                          
        USCQNP(NCP)         内部変数の総数NCPを求める.                   
                                                                          
        USCQID(CP,IDX)      内部変数CPの位置IDXを求める.                 
                                                                          
        USCQCP(IDX,CP)      IDXの位置にある内部変数の名前CPを参照する.   
                                                                          
        USCQVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを参照する.  
                                                                          
        USCSVL(IDX,IPARA)   IDXの位置にある内部変数の値IPARAを変更する.  
                                                                          
      
    2. USCGET は上に述べたUSCQIDを呼んで 内部変数の位置を求め,USCQVLによって値を参照する; USCSETUSCQIDを呼んで内部変数の位置を求め, USCSVLによって値を設定する. したがって指定した内部変数名が見つからないとき, エラーメッセージはUSCQIDが出力する.
    3. ITYPEとしては適切な型の定数または変数を指定すること.

USINIT

  1. 機能
    サブラベルに関するパラメータ(SOFFX, SOFFY, ROFFX, ROFFY) を初期値に戻す. さらに USpGET/USpSETの管理する内部変数 IRESETの値に応じて, その他の内部変数を初期化する.

  2. 呼び出し方法
    CALL USINIT

  3. 引数
    なし.

  4. 備考
      通常このルーチンはGRFRM GRFIGから呼ばれるので, ユーザーが直接呼ぶ必要はない.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:09:19 EDT 1995