2010/04/07 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き
参加者
- 北大
- 石渡 正樹, 杉山 耕一朗, 山下 達也, 荻原 弘尭
- 神戸大
- 高橋 芳幸, 西澤 誠也, 納多 哲史, 今関 翔, 北野 太朗, 井谷 優花, 黒田 美紀, 河合 佑太
- 九州大
- 中島 健介
次回日程
- 日時
- 04 月 14 日(水) 14:00 - 18:00
- 場所
- 神戸大: 自然科学 3 号館 508
- 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ (?)
- 九大 : 理学部 3 号館 3605
宇宙研の SX9 の講習会
- 納多さんが参加します
- 質問したいことがある人は, 納多さんまで
dcpam を使った同期回転惑星計算 (納多)
熱収支の計算
- 確認したところ, 期待される解析をしていたことが判明
鉛直層数を 32 にした計算
- Ishiwatari et al. 2002 の鉛直フィルタを実装することで
年平均日平均日射で 1000 日走った
- 鉛直フィルタの係数について (石渡)
- 数字 (0.1) の意味はよく分からない
- 同じ係数でどの太陽定数も走る値を採用した
- 鉛直フィルタの係数について (石渡)
- Shapiro (1971) の鉛直フィルタについて
- GFDL SKYHI model で使われていたもの
- そのままだと走らないから仕方なく入れたようだ
- 鉛直フィルタを入れなくても走った計算はあった (石渡)
- S1380 だと上層 1 層レイリー入れただけで走った
- 全部の実験の設定を揃えたかった
- 波が上向きに伝搬している
- 上に角運動量持ち上げ, 温度が上がってしまう -> CFL 崩壊
- 放射するのが水蒸気だけなので,
上のほうの放射の時間スケールが長くなってしまって温度が抜けない
- 時間スケールが数千日?
- dt を小さくすればフィルタなしで走る?
- T21L32 では dt を 1 分にしても走らなかった (石渡)
- 問題点
- 下からの波動は適切に表現されているか?
- 水平, 鉛直解像度は適切か?
- T42, T85 ではどうか?
- Lindzen の論文
- Lindgen and ? Monthly weather review 1989, 117, 2575 "consistent vertical and horizontal rezolution"
- 今のモデルは水平解像度に見合うだけの鉛直解像度がないのでダメだ, という内容
- 鉛直層数が 32 の理由
- T_s と OLR のグラフが Nakajima et al. に合う
- 最上層は sigma=10^{-6}
- 高度で約 100 km
- 分子粘性が効いてくるにはまだ低すぎる
- 同期回転では, 鉛直方向の温度のギザギザが強く残っている
- ギザギザが出ても走っていればいい?
- 波がうまく表現されていない可能性もある
- 物理的に意味があるわけでなく, 計算上の問題の可能性もある
- 今後の作戦
- Lindzen の論文を読んで考える
- 石渡設定の同期回転惑星で太陽定数増やして走るか確認
dcpam の contrib ディレクトリ
- contrib に置く場合は以下のようにする
- TEBIKI_... .rd は必須. 何のためのどのようなコードなのかの記述を含めること.
dcpam |-- src `-- contrib |-- 2010-04-07_taro_baroclinic | |-- TEBIKI_2010-04-07_taro_baroclinic.rd | `-- src | |-- baroclinic.f90 | `-- energy.f90 | `-- 2010-04-07_sekki_conv |-- TEBIKI_2010-04-07_sekki_conv.rd `-- conv.f90