2010/05/12 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き
参加者
- 北大
- 石渡 正樹, 山下 達也, 馬場 健聡
- 神戸大
- 高橋 芳幸, 西澤 誠也, 納多 哲史, 今関 翔, 島津 通, 井谷 優花, 黒田 美紀, 河合 佑太
次回日程
- 日時
- 05 月 19 日(水) 14:00 - 18:00
- 場所
- 神戸大: 自然科学 3 号館 508
- 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
- 九大 : 理学部 3 号館 3605
dcpam (納多)
- 雑多な実験 (2010-05-11)
https://www.gfd-dennou.org/library/dcpam/sample/2010-05-11_noda
について
- 時間ステップを小さくしても上層の温度が上がるかを実験
- 温度が上昇して計算が壊れた
- 300 日くらい
- 温度が上昇して計算が壊れた
- 力学過程オフ実験
- 時間ステップ 20 分
- 上層の温度が上がらないことを確認
- 太陽直下点は地表面温度が上昇を続ける
- 水平風速がゼロなのになぜ地表面から比湿が供給されるか?
- xy_SurfQVapTransCoef の計算で風速の絶対値に最小値が設定されていたため
- 最上層で温度の下がり方が鈍いが, 理由は分からない
- 鉛直フィルタの時間ステップ依存性
- 温度のみに鉛直フィルタを入れている
- 時間ステップは 20, 10, 5 分
- 計算は 1000 日走った
- 500 - 1000 日平均ではハドレー循環が発達しきっていないかもしれない
- 地表面温度の分布に時間ステップ依存性はないようだ
- 上空の温度は, 時間ステップを短くすると暖かくなる傾向
- 鉛直フィルタには時定数が入っていないため, 時間ステップを変えるとフィルタの適用回数が変わるため
- 鉛直フィルタを入れた実験を比較するときは時間ステップをそろえるべき
- 鉛直層数変更
- 鉛直層数を 32 層から 48 層にすると,
減衰層や鉛直フィルタを入れなくても 1000 日走った.
- 時間ステップは 20 分
- 太陽定数は 1380 W/m2. 1500 W/m2 もやってみたが壊れた.
- 石渡ほか (1998) の鉛直層の切り方のうち, 上から 2-17 層目の解像度を倍にした
- 上層の温度は平衡に達しているようである
- 高緯度の上層の温度が比較的高い
- 64 層にすると, 時間ステップ 5 分の場合は走った (10, 20 分では壊れた)
- 128 層では, 時間ステップ 5 分でも壊れた
- 鉛直層数を増やし, 時間ステップを短くすれば 減衰層や鉛直フィルタなしで走るかもしれない
- 鉛直層数を 32 層から 48 層にすると,
減衰層や鉛直フィルタを入れなくても 1000 日走った.
- 時間ステップを小さくしても上層の温度が上がるかを実験
- 日射分布, 自転角速度, 太陽定数変更実験 (2010-05-12)
https://www.gfd-dennou.org/library/dcpam/sample/2010-05-12_noda
について
- 同期回転で実験
- 石渡計算の太陽定数が大きい場合の設定で計算すると 1000 日計算できる
- \Omega = 0, 1/13, 1 の 3 ケース
- 温度, 水平風速ともに鉛直フィルタを入れる
- 時間ステップ 20 分
- S = 1650 までは 1000 日走った
- 地表面温度, OLR ともに増加し続けているようであり, 1000 日では平衡に達していないかもしれない
- S = 1800 では計算が壊れた
- 計算が壊れるまでに OLR の減少が見られ,
暴走温室状態になっていると考えられる
- 350 - 400 日目くらいから減少
- 600 日くらいで計算が壊れる
- 今回調べている系では最大でも 1800 W/m2 まで調べればよいことが分かった
- 計算が壊れるまでに OLR の減少が見られ,
暴走温室状態になっていると考えられる
- 石渡計算の太陽定数が大きい場合の設定で計算すると 1000 日計算できる
- 次にやること
- ここまでの結果をまとめる
- 各実験が平衡に達したか, 暴走したかの星取表を作成する
- (もし 1650 W/m2 でも暴走しないとすると) 何故現在地球の日射分布に比べて暴走しにくいのか? を考える
- ここまでの結果をまとめる
- 同期回転で実験
dcpam のドキュメント
- dcpam のドキュメントの html 化が困難なのでやめる
- ただし, 誰か html 化をうまくできる人が現れた場合は ドキュメントの生成を再開する