2010/06/09 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き

参加者

  • 北大
    • 石渡 正樹, 山下 達也, 馬場 健聡
  • 神戸大
    • 林 祥介, 高橋 芳幸, 西澤 誠也, 納多 哲史, 今関 翔, 北野 太朗, 井谷 優花, 黒田 美紀, 河合 佑太
  • 九大
    • 杉山 耕一朗

次回日程

  • 日時
    • 06 月 16 日(水) 14:00 - 18:00
  • 場所
    • 神戸大: 自然科学 3 号館 508
    • 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
    • 九大 : 理学部 3 号館 3605

山下計算 (deepconv)

  • 臨界飽和比 1.0 の計算で温度が上がり続ける問題
    • 原因
      • 加熱と冷却がバランスせず, どの臨界飽和比でも加熱になっていたため
      • 放射のプログラムのバグによるもの
        • 各時間ステップごとの加熱量 (HeatSum) の計算式で \Delta Z を掛けずに割っていた

同期回転惑星

  • 太陽定数を変えた実験を本格的に開始してもよさそう
    • どんなステイタスで実験するか
      • Ishiwatari et al., 1998. のながれマルチメディアで用いられた 放射と湿潤対流調節を使う
      • 湿潤対流調節
        • 現在の dcpam の湿潤対流調節
          • 森川が作り, 高橋が手を加えたもの
          • ドキュメントは高橋が書いたもの
        • Ishiwatari et al. の湿潤対流調節
          • 近似の精度が高い分, 複雑
            • 水蒸気が少ないと仮定したときに, 1 次の項まで取るか 2 次の項まで取るかの違い
          • 実装方法は要検討
            • if 文で追加する?
            • 定式化をしてみて, 近似の度合いが変わったときに, 今ある dcpam の コードと比べてどの程度変わるかによって実装の仕方を考える
      • 放射
        • Ishiwatari et al. の放射
          • ドキュメントがないので作成
            • 元となるドキュメントを石渡の D 論から持ってくる
            • ドキュメントにしたがって実装
          • 使用する太陽定数の値の候補
            • 物理過程を変えた後に実験する値
            • 1380, 1600, 1700 W/m2
          • 地表面・大気アルベドはゼロ
          • \omega は 0, 1/13, 1
          • 乾燥大気の平均分子量を 18 (水蒸気) にする
          • 水なし計算してみる?
    • 現状のステイタス
      • Ishiwatari et al., 1998 の層の切り方 (L32) では 太陽定数を上げると, 鉛直フィルタをかけないと長く計算できない
        • 温度の上昇が続き, 1000 日程度で計算が止まる
      • 鉛直分解能をあげるフィルタなしで計算できるかもしれない
        • L48 で太陽定数 1380 W/m2 が走った例がある
          • Ishiwatari et al., 1998 の 16-31 層目をそれぞれ 2 分割
    • 予定
      • ひとまず 1 ヶ月, 鉛直フィルタなしで計算できないか試行錯誤する
        • 駄目であれば本番計算でもフィルタを用いることにする
      • 7,8 月に解析のためのデータを計算していきたい