2010/01/18 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き
参加者
- 北大
- 石渡 正樹, 杉山耕一郎, 山下 達也, 馬場 健聡
- 神戸大
- 高橋 芳幸, 納多 哲史, 今関 翔, 北野 太朗, 井谷 優花, 黒田 美紀, 河合佑太
- 九大
- 中島 健介
次回日程
- 日時
- 2010/01/24(月) 10:00-12:00
- 場所
- 神戸大 : 自然科学 3 号館 508
- 神戸大 : 自然科学 4 号館 807
- 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
- 九大 : 理学部 3 号館 3605
現状報告 (島津)
- WK1999
- 解析ツール完成
- ape に関しては, ファイル数が多いため外部から引数を読み込みいじれる様にした
- 絵を描くためのスクリプト plot-wk1999.sh を作成
- 解析ツール完成
- 中島先生から言われた計算
- 経過
- 計算中
- 結果
- html にまとめて手元に置いている
- 経過
- ツール作成
- dcmodel-thum.rb の改造版を作成
- 大量の絵の html ページ作成を自動化
- dcmodel-thum.rb の改造版を作成
- その他
- データの置き場所
- dennou-k, dennou-q の /GFD_Dennou_Work 内 tnyorai 領域へ置く
- dennou-q はバックアップ
- dennou-k, dennou-q の /GFD_Dennou_Work 内 tnyorai 領域へ置く
- スペクトルフィルターの整理も行う予定
- データの置き場所
現状報告 (今関)
- やってること
- ある高度以上の初期湿度を 0 にした計算
- 初期湿度を 0 にする高度を変える
- 初期擾乱の振幅を変えた計算も行った
- ある高度以上の初期湿度を 0 にした計算
- 計算は順調
- 計算にかかる時間 (同時に 2 つ計算した場合)
- 富士通コンパイラ
- 15-16 時間
- g95
- 2-3 日
- 富士通コンパイラ
- 今後
- deepconv の変更個所を本体にマージする
- 修論提出後 (日程は後日調整)
- deepconv の変更個所を本体にマージする
現状報告 (納多)
- dcpam のルーチンの一部を GPU 化した
- 概要
- PGI コンパイラに備わっているディレクティブで高速化
- CUDA Fortran で高速化
- GPU には, NVIDIA の GTX295 を使用
- 詳細
- dcmodel メーリングリストに流れた以下のメール参照
- 送信日時 : 2010/12/15(水) 21:39
- 件名 : Re: dcpam-cvs-commit 2010-12-15T07:11-00:00
- dcmodel メーリングリストに流れた以下のメール参照
- dcpam の GPU 化についての参加者の意見
- 現在行っている太陽定数増大実験では計算に 30 日程度かかるので有効ではないか(納多)
- コストパフォーマンス的には, 計算に時間がかかるルーチンだけ GPU 化する方針が良い(納多)
- ソースが 2 つ必要になるなら, GPU 化しないほうが良いのではないか(石渡)
- Fortran がご本尊で, 変換スクリプトを介して生成する形なら良い(石渡)
- dcpam だけでなく, deepconv でも使える変換スクリプトでないといけない(石渡)
- 今後
- 進展があれば後日報告する
- 概要
- 自転角速度をふる計算
- 水蒸気と乾燥大気の気体定数と比熱を水蒸気に揃えた場合/揃えなかった場合
- 計算結果
- dcpam のドキュメント, 標準計算シリーズの一番上にリンクを作成した
- 計算結果
- 水蒸気と乾燥大気の気体定数と比熱を水蒸気に揃えた場合/揃えなかった場合
現状報告 (山下)
- 力学的なバランスのチェック
- 準平衡状態において, 流速の場が波数 1 なのに対して圧力・温位が波数 2 になっていることは定性的に説明できる
- 今後の課題
- 今までに分かったことを整理
- 質量収支・熱収支のまとめ
- サンプルページからのリンクを作成
- 火星会議までにできるだけ多くの問題を解決する
- Colaprete et al.(2003) の火星パーセル論のどこに誤りがあるのか, 言及できるようになる
- 今までに分かったことを整理
dcpam の並列化確認 (高橋(芳))
- 目的とやったこと
- dcpam はどの程度並列化できているのかの確認を行った
- NIES SX8R の計算時間を使って並列化率を計算した
- 並列化率 (簡単な説明)
- 並列化率 = 並列演算時間 /(並列演算時間 + 非並列演算時間)
- 非並列化演算時間 : CPU を増やせば演算時間が減る演算
- 並列化率 = 並列演算時間 /(並列演算時間 + 非並列演算時間)
- 計算概要
- 環境研で納多さんが実行した dcpam を用いた高解像度同期回転惑星計算の結果を使用
- 物理過程
- 放射
- 短波 1 バンド, 長波 1 バンド
- Mellor and Yamada level 2
- Louis の地表面フラックス
- 湿潤対流調節
- 乾燥対流調節
- 放射
- 解像度
- T319L16
- 物理過程
- 環境研で納多さんが実行した dcpam を用いた高解像度同期回転惑星計算の結果を使用
- 並列化率(力学過程, 物理過程)
- 各プロセス数の場合の時間と, 1 プロセスの時間を使って並列化率を計算した
- 物理過程のみの方が並列化率が高い
- まとめ
- 今回の計算設定では, dcpam 全体の並列化率 90 %程度
- 予想された通り, 力学過程の非並列演算が並列化率の低下に大きく寄与していると思われる