dcmodel ミーティング記録(2012/09/26)
参加者
- 北大
- 石渡, 杉山, 山下, 荻原, 川畑
- 神戸大
- 林, 高橋(芳), 西澤, 納多, 黒田, 河合, 関, 船橋
- 宇宙研
- 山本
- 九大
- 中島
- 京大
- 石岡, 竹広, 佐々木
deepconv 現況報告(杉山)
- 3 次元化
- 杉山が木星計算で使っている. 動作がちょっと不安定, モデルの振舞いに気持ち悪さが残っている.
- 土星, 天王星のテスト計算も始めている.
- (鉛直) 不当間隔格子および地形は導入されていない.
- 鉛直座標変換で地形導入予定. 山岳波設定でテスト. 優先度高.
- コリオリ力は導入されていない.
- 質量保存の問題 : 地表面圧力が時間とともに減少し続ける問題への対処.
- 基本場と平均場がずれて来たときに顕在化するのかはまだよく判別できていない. 小高さんの乾燥対流計算では基本場と平均場がずれても問題は顕在化しなかった.
- 現在の方針 : 圧力方程式の各項を評価して原因を探る.
- 物理過程の導入
- dcpam から地表面過程のサブルーチンを導入, デバッグ中.
- その他の物理過程はまだ入っていない.
- 冷たい雨(氷晶)の導入
- 地球計算には必須. 中島さん計画止まっている.
- パラメタリゼーションの種類が沢山ある(6つ?)のでサーベイが必要?
- deepconv モデルの位置づけを考えて行く必要がある.
- まだよその人が使えない.
- 開発スピードが遅い.
- 格好のつけ方を考えつつ課題優先順位をつけて作業を進める.
dcpam ダスト巻き上げモデル開発実装計画(荻原)
- 目的
- 火星のダスト : 可視光と赤外放射を散乱, 吸収, 大気を加熱
- ダストはつねに存在, 変動している. ex) ダストストーム
- ダスト分布を陽に計算したい → ダストの巻き上げプロセス
- ダストの巻き上げ
- 地表面応力による巻き上げ(Large scale 応力の効果?)
- ダストデビルによる巻き上げ(sub grid scale 応力の効果?)
- パラメタリゼーションの説明
- KMH スキーム : サハラ沙漠観測を元にしたもの
- Newman スキーム : 風洞実験
- ダストフラックスの応力依存性 (図)
- Kahre et al. (2006)
- 臨界応力は風洞実験から.
- 現状
- KMH スキームのサブルーチン作成
- 5 年計算を実行中
- 今後の方針
- Newman スキームをフォロー
- 放射に関係するダスト量を変えて, 巻き上げ量の感度実験を行う
- その後の展開
- パラメタリゼーションを増やす
- 移流計算
- 重力沈降
- 放射効果
- etc.
火星 LES 計算(西澤)
- HPCI の一般公募に通った. 結果を出さないと行けない. 計画をちゃんと練るための会合が必要.
次回ミーティング日程
- 2012 年 10 月 16 日(火) 10:00 より.