dcmodel ミーティング記録(2012/12/19)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 杉山, 山下, 川畑, 荻原
  • 神戸大
    • 林, 高橋(芳), 納多, 高橋(由), 関, 船橋
  • 宇宙研
    • 樫村
  • 京大
    • 石岡, 竹広
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部

移流スキームについて(樫村)

  • 経過報告
    • 水平/鉛直セミラグランジアン計算
    • 上流点探索
    • 補間 : エルミート 3 次(by Enomoto 2008)
      • 水平スペクトル微分値
      • 鉛直 4 次中央差分
    • 非負値保証のフィルター
    • dcpam に仮導入
  • 短波問題
    • 非負値はフィルターで保証されている
    • ギブス現象により短波が発生
    • Sun et al. (1996) フィルタ
      • 4 点エルミート補間後に極値を持つ場合は Global な最大・最小で押さえる
      • 単調な場合は local な最大・最小で押さえる
      • 長時間計算で振幅が減少
      • Global 最大・最小で押さえるのをやめると振幅減少が抑えられる
  • さらなる高精度化
    • フィルターを入れることで補間に要する点が増える
    • そこで初めから 4 点の値と微分値を用いた高精度補間とフィルターの組み合わせを試した
    • 5 次から 7 次はあまり変わらない, 7 次は計算コストに見合わない
    • 球面での定式化
  • 鉛直移流
    • 微分値が中央差分で補間精度が上がらない
    • 境界の扱い, 境界直上・直下の鉛直流が悪さをしている?
    • 境界でのセル内の分布をどう仮定するか?
  • 低解像度水惑星実験(T21L16)
    • セミラグのほうがシャープな水蒸気分布
    • 単にセミラグの分布をなめしたのがオイラーの分布になっているわけではない

火星ダスト巻き上げ計算について(荻原)

  • dcpam5 へのダスト巻き上げスキーム(Kahre et al. 2006)の組込み
  • トレーサ移流実験
    • T21L32, 3 火星年
    • 放射計算するためのダスト分布は外から与える. 水平一様の分布
    • 結果は dennou dcpam のページに載せてある

AGU 報告(高橋)

  • モデルセッションは何を会話しているのかよくわからなかった.
  • その他の話題
    • 金星 GCM での角運動量保存問題 (C.Lee)
    • 対流圏界面はだいたい 0.1bar (Casting)
    • クレーターサイズから古火星の気圧がわかる? (Kite)
    • 火星計算 CO2, dust, H20雲, 自転傾斜角 (Madeleine)
    • 火星の積雲対流? (Spiga)
    • 火星観測, ダストデビルがうかっている (Harri)
    • 火星の傾圧不安定は regular? (Mooring)
    • LETKF による火星データ同化, ダストフラックス見積もり (Hoffmann)

次回日程

  • 2013 年 1 月 15 日(火) 10:00 より.