dcmodel ミーティング記録(2014/02/04)
参加者
- 北大
- 石渡, 小高, 荻原
- 神戸大
- 林, 高橋, 村上, 関
- 宇宙研
- 樫村, はしもと, 杉山
- 九大
- 中島
- 京大
- 竹広, 佐々木
簡易金星版 AFES 高解像度計算のエネルギースペクトル(樫村)
- これまでの金星大気計算の水平解像度 T21 程度 これに対して T159 (0.75 x 0.75 度)計算にトライ.
- 鉛直 120 層
- 初期値はスーパーローテーション流
- 時間積分 5 年, 統計的平衡状態に達しているか?
- 水平運動エネルギースペクトル
- 低解像度追試 : 切断波数側で上がっている
- 高解像度版 : 切断波数付近でちょっと上がっているが, ほとんどの波数帯でちゃんと右下がり
- 4 < n < 45 で -5/3 乗の傾き?, 高波数側は -3 乗よりきつい
- 水平超粘性の影響は少なそう
- 回転成分, 発散成分のスペクトル
- 低波数側では回転成分が大きい, 高波数側では次第に同程度なっている.
- おまけ : 低解像度計算水平粘性依存性
- 水平緩和時間を上げると平均東西流が強くなる.
火星大気ワークショップ(MAMO5)の報告(高橋)
- 水循環, ダスト循環
- 水氷雲の放射, ダストと水氷雲の相互作用が取り込まれているモデルが開発されている.
- これらをいれると...
- 大気中の水が大きく減ってしまう←時間ステップ短くして雲を解像する
- ハドレー循環が強くなる.
- エネルギーサイクル
- 放射収支, MCD と MACDA を利用
- ローレンツのエネルギー収支解析, 簡単 GCM でイラストレーション
- 熱ロスビー波が違うと AZ ← KZ, AZ → KZ のエネルギー流向きが逆転する
- 古火星
- 昔のあったかい気候を作る計算. 昔は 1 次元計算, 最近は GCM 計算
- 大気量小さい放射, 雲, 微量成分の条件を変えて計算
- 平均表面温度が 273K をなかなか越えない
- 考えられているストーリー
- 高度低いところで温度が高い, 高いところで雪が積もる
- 夏の昼間に雪が融けて下に流れて川ができる
- モデル開発
- Ames グループモデルの FMS化 は進んでいない, LMD は強烈に進んでいる.
電脳モデルチュートリアルに向けて(竹広)
- チュートリアル計画
- 担当者 spmodel : 佐々木, deepconv : 杉山, dcpam : 高橋
- 時間
- dcmodel 10min
- spmodel 1.5h
- deepconv 30 min
- dcpam 30 min
- 使用するドキュメント
- spmodel : チュートリアル文書
- deepconv : ごくらく deepconv, arare5 を安定版にするのに対応してドキュメント改訂, 並列計算用ドキュメント新規作成
- dcpam : ごくらく dcpam
- ソースコード fix
- spmodel : spml 0.8.0 を公開
- deepconv : arare5 を安定版として固定
- dcpam : 新しい公開版にすることを目指す
- gfortran 問題
- Namelist ファイル(conf ファイル)からコメントを外す.
- コメントが受け付けられるという報告もあるので要チェック.
- Web ページ更新
- USB/DVD 作成計画
- 梱包資料〆切 : 02/21(金)
- 02/24(月)に第 1 版イメージ作成, その週のうちに最終版を作成.
- イメージ焼付け分担 : 北大
- 森羅万象学校の前 3/3,4 あたり
- USB 50 本, DVD 20 枚
- 購入費用は神戸?
- 梱包資料〆切 : 02/21(金)
次回日程
- 2 月 18 日(火) 10:00 より