dcmodel ミーティング記録(2014/07/08)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 荻原
  • 神戸大
    • 林, 高橋, 船橋, 河合
  • 宇宙研
    • 杉山
  • 九大
    • 中島
  • 京大
    • 佐々木, 竹広

dcpam の最近の更新作業 (高橋)

  • 雲の導入に向けての試行錯誤
  • 移流計算に伴う質量補正方法
    • Neal and Hoskins 計算をすると極に多い降水量・雲水量が出現
    • これまでは Williamson and Olson (1994)
    • Rasch et al. (1995) の方法に変えてみる
      • 極域の不自然な降水等は頻度を下げるが, 完全からはほど遠い
    • 比湿, 混合比に比例する補正
      • 正しい方法かどうか微妙
    • 今後も模索中...
  • 地球計算における鉛直解像度の検討
    • これまでは鉛直 24 層で計算
    • 29層まで順番に変更してみた. 中層で格子点数増加, 境界層・上層は分解能を変えない
    • 東西平均南北流分布 : 対流圏中層での吹き出し存在していたのが弱くなる
  • Relaxed Arakawa Schubert パラメタリゼーション
    • 離散化方法の変更
      • 鉛直移流を中心差分から風上差分に変更(比湿が負にならないメリット)
      • 水惑星実験での雲水混合比分布, 赤道対流圏上層に集中
    • 雲モデルの分離
  • 総合的に見ると...
    • AMIP 実験を実行
    • 東西平均東西流分布 : 赤道西風傾向がより強まってしまった?
  • 今後の課題
    • 質量補正法の検討
    • 物質移流計算の評価(鉛直もふくめて)
    • 鉛直 1 次元実験での物理過程の評価
    • 重力波抵抗の導入
    • ...

deepconv の最近の更新作業 (杉山)

  • 改良点
    • 力学コア, 乱流過程の書き換え
      • F77 的書き方に ⇒ 力学コアの計算速度 2, 3 倍
      • 微分・平均モジュールと F77 的計算モジュールの切り換えを設定ファイルで指定可能に
    • テスト計算の充実
      • 次世代非静力学モデル asuca を参考に
      • 絵まで作成する実行スクリプトを用意
      • 例 : 音波, 移流, 混合比の移流, 重力波, 重力流, サーマルの上昇
  • 問題 : 最適化レベルを上げると重力波計算が落ちる.
    • ifort -O3 以上の場合, IEEE 精度をキープするオプションをつけなければならないそうな.
    • pgi fortran -O3 の場合は -Kieee が必要
  • 今後の予定
    • テスト計算の結果を Web に載せる
    • マニュアルの改訂
    • テスト計算の充実
      • 湿潤版のテストが足りない

AOGS 発表に向けて (林)

  • モデルの系譜
  • AFES
    • 金星(樫村発表)
    • 火星(高橋発表)
  • 深い球殻モデル
    • GFD 計算
  • DCPAM の宣伝
    • (簡単)金星・火星・地球計算
    • 火星探査に向けた環境評価(小高)
    • ダストリフティング(荻原)
    • 同期回転惑星
  • CCSR-NIES(AORI)
    • 金星(山本)
    • 火星(黒田)
  • 共通ライブラリ

次回日程

  • 9/10 月以降別途スケジュール調整