= 海洋モデルミーティングログ(2014/06/26)

== 参加者(敬称略)

* 林, 中島, 竹広, 高橋, 石渡, 河合

== 進捗状況の報告(河合)

=== 軸対称風成循環の数値計算

* 数値実験の結果を示すページが煩雑になって来たので, 結果のまとめ方を再考した. 
  * 均質(密度一様)と成層(密度の変化あり)の場合で分ける. 
  * 本テスト計算の目的を明確にし, 示す計算結果を, その目的と対応するものに絞る. 

* 風成循環の数値実験: 均質流体 のまとめページを作成
  * 概要と目的
  * 数値実験の設定
  * 計算結果
    * 標準実験, 水平・鉛直解像度依存性, 水平粘性依存性
  * 結果の解析(数値解と参照解の比較)
    * 参照解を得るために必要な赤道遠方/近傍の循環の定式化

* まだドキュメント化できていなかった数値実験の結果をまとめた
  * 水平渦粘性依存性
    * 赤道近傍の循環の特徴に注目
      * 水平渦粘性係数の大きさに鋭敏
      * 赤道境界層の理論によれば, その水平スケールは (Ev0)^1/3 = [Ah/(2Ωa^2]^1/3. 
  * 数値解と解析解の比較
    * 準地衡流理論や赤道境界層の定式化をもとに解析的に導出した近似解を, 
      数値解との比較に用いる. 

* TODO

  * 均質流体設定において, スッピンアップ時間がおよそ 500 日であることについて
    * エクマンパンピングの時間スケールならば, 中緯度で約 30 日と見積もられる. 
      * 海面の水平速度の振幅の時間的増加は, エクマンパンピングの時間スケールで落ち着く. 
      * 局所的な定常状態の達成は, 中緯度の流体層表層ほど早く, 赤道や流体層深部ほど遅い. 
    * 運動エネルギーの増加を主に決めているのはどの領域か
      * そこでは, どのような力学バランスになっているかを検証

  * 数値解と解析解の比較において, その目的や位置づけについて確認し, 
    まとめページに反映させる. 
    * 位置づけの仕方
      * 計算された循環について, その力学やそこで達成される力学バランスをより理解したい. 
        * 循環の力学の決定において重要な過程は何か?
        * 軸対称な風成循環の基本的特徴の簡潔な定式化
    * 方法
      * 計算された循環を, 準地衡流理論や赤道境界層理論に基づきより簡単な系で記述してみる. 
    * 数値解との比較
      * 解析的に得た近似解(循環の記述)の妥当性を調べるために, 数値解を用いる. 
      * 数値解とのずれの検証の示し方は段階的に行う.
        * 近似を緩めること(球面幾何や水平粘性の効果)で, 近似解が数値解を
          より良く表現するようになる経緯が分かるようにする.       

  * 成層(密度変化あり)設定でみられる, 高水平波数のノイズについて
    * 静的安定度の計算をもう一度確認した後に, 鉛直速度のオーダーを計算してみる.
    * 静水圧モデルにおいて表現される対流(?)かもしれない	
  * 物理過程の実装に向けた論文の調査
    * 対流パラメタリゼーション: Klinger et al.(1996)
    * 中規模渦パラメタリゼーション: Gent and McWilliams(1990)
    
=== 軸対称風成循環の力学の定式化

* 手書きのノートを tex で書き直す作業中

* TODO
  * ノートに定式化してきた赤道境界層の定式化の内容を, tex でドキュメント化する. 


== 水惑星実験関連の論文の調査

* Marhsall らのグループが最近行った水惑星実験関連論文を中心に調査. 


== (全球)大気/海洋大循環計算のための非構造格子モデルの動向の調査

* 海洋大循環モデルにおける非構造格子の利用について
  * Danilov (2013)
* Icoshedral grid/ Hexagonal grid モデルにおけるベースライン部分の最近(数年以内)の動き
  * MPAS(NCAR, アメリカ): Ringler et al.(2012) 
  * ICON(MPI-M,DWD-D, ドイツ): Wan et al.(2013), Zangl et al.(2014)
  * Dynamico(IPSL,フランス): http://web.iitd.ac.in/~hcdhyaya/modified_icosa.pdf
  * FIM, NIM(NOAA, アメリカ): ??
  * NICAM(理研,JAMSTEC,東大, 日本): Iga and Tomita(2014)

== その他の TODO

* ミーティングログを index ページから辿れるようにする. 

* 海水の熱力学変数関連のグラフ
  * 適用可能なパラメータ範囲外と思われる, 系外惑星的設定での EOS 振る舞いを調べるべく, 
    グラフの描画範囲を広げてみる

* 順圧ロスビー波, 内部重力波のテスト計算に関して
 * 傾圧ロスビー波はどうか?
 * 内部重力波
   * 水平伝播するようなケース
   * 鉛直波数をもう少し増したケース 

== 次回予定日

-  07/16(水) 13:30 から


