DCRTM ゼミメモ (2008/10/07)
参加者
- 徳永, 千秋, 小高, 石渡, 倉本
目標
- 最終目標
- 徳永: 大気循環モデルに組み込み可能な木星大気放射モデルの構築.
- 齊藤: 初期地球大気の温度構造計算ための大気放射モデルの構築.
- 当面の目標
- 徳永: H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成.
- 齊藤: Nakajima et al (1992) の再計算ができるようになる.
次回日程
- 10/14 (火) 10:00 -- 12:00
- 場所は 8 号館
メモ
- 徳永
- 積分指数関数 E_2 の計算方法について
- あらかじめテーブルを作っておく, 毎ステップ計算するのは大変なため.
- 岩波数学公式 III p261 を参照
- 計算の手順
- まず温度と圧力を与えて光学的厚さを波長ごとに計算することから はじめる.
- 境界条件と初期条件を区別する
- 大気上端と下端の圧力は境界条件
- 温度分布は初期条件
- 積分指数関数 E_2 の計算方法について
- 齊藤
- 本日はお休み
宿題
- 徳永 (継続)
- H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成
- 吸収係数の計算は Borysow のものを用いる
- Step1: 光学的厚さの計算
- 温度, 圧力を与えて光学的厚さを計算する
- 仮定する大気構造は, 等温, 断熱, 観測を模した分布の 3 ケース
- Step2: 放射フラックスの鉛直分布を計算
- 仮定する大気構造は Step1 と同様
- Step3: 加熱率分布の計算
- 仮定する大気構造は Step1 と同様
- Step4: 大気構造の計算
- 放射平衡時の大気構造を時間発展問題として計算する
- それぞれの段階において, まず計算コードと式を対応させる離散化した 数式を書き下す
- H2-He 以外の成分についてはおいおい考慮する.
- CH4 の吸収: Wallace et al. (1974)
- C2H6, C2H2: Cess and Chen (1975) (ローレンツ線形のパラメータ)
- A. Borysow 氏にメールを送る
- Borysow (2002) の図1 を描く
- できた絵は dennou.org の dcrtm 領域に置く
- dcmodel-thum を使う
- 以下は中断中
- Trafton の計算方法を日本語でまとめる
- Trafton (1967) の図1, 図2 を再現する
- とりあえず A 係数と b 係数の図を書く
- H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成
- 齊藤
- 卒論のまとめを仕上げる
- これまで作成した図も含め, 図は新規に作成しなおす
- 卒論のまとめを仕上げる