[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- Nakajima et al. 1992の再現
- 成層圏の放射平衡大気の計算
- 考え方
- 始めは圏界面の水蒸気モル分率で上空まで飽和しているとして温度を決定
- FluxConvergenceを計算し、温度を上昇させる
- dT(k)/dt = (m * g * FluxConvergence)/(Cp * (p(k+1)-p(k)))
- T(k) = T(k) + (1/2)dT(k-1) + (1/2)dT(k)
- 層の間の温度は直線近似
- FluxConvergenceが小さくなるまで計算
- この考え方だと、グリッドの間の圏界面が正確に表現できない
- 圏界面の高さはOLRの決定にセンシティブなので、丁寧に計算する必要あり(圏界面の高さを動的に決定するアルゴリズムを考える。以下アイデア)
- 圏界面を含む層を2層に分ける
- FluxConvergenceをグリッドの関数として、0を横切るところを求める: 傾きが不連続だとだめ
- 下の層のFluxConvergenceから外挿して、圏界面の高さを決定する
- 圏界面付近を十分細かく分割して計算する
- 放射平衡大気の時間発展による収束について
- 温度上昇を大きくとると、かえって収束が遅くなることが多い: 温度変化の最大値を決めておくとよい
- 収束だけを計算するならば、上記温度上昇の式の(p(k+1)-p(k))をとって計算するという方法もある(時間発展は計算できないが、上空と下層が同じように収束していくので、早く収束する)
- 7/17(火) 9:00- (7/16(月)が祝日のため)
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2012/07/09, Since: 2012/07/10