[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、石渡正樹、はしもとじょーじ、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳
- MT_CKD 連続吸収モデルによる連続吸収スペクトルの計算
- MT_CKD model を動かすプログラムの概要
- 1. Input file を作る
- 圧力、温度: 大気境界の値
- path length: 100[cm] (= 1.0[m])
- mixing ratio: H2O, CO2, O3 for dry air (大気境界の値)
- 2. MT_CKD model を動かす
- 3. MT_CKD model の output から layer の光学的厚さを計算 (波数分解能 5.2 [cm-1])
- 4. 線吸収のみの光学的厚さに足し合わせて、total (: line + continuum) の光学的厚さを計算する
- US standard atmosphere でのFlux 計算
- LBLRTM 内臓のUS standard atmosphere を使用(鉛直45層)
- 連続吸収は、MT_CKD 連続吸収モデル
- 計算波数: 0 - 2600000 [m-1], 波数分解能: 1.0 [m-1]
- 吸収線データ: HITRAN 2008
- 吸収線のcut off: 2500 [m-1]
- 計算結果 (OLR)
- 線吸収+連続吸収 (cut off 25[cm-1]): 258.6 [W/m2]
- 線吸収のみ (cut off 25[cm-1]): 265.0 [W/m2]
- 線吸収+連続吸収 (cut off “LBLRTM like”): 258.8 [W/m2]
- 線吸収のみ (cut off “LBLRTM like”): 265.3 [W/m2]
- US standard atmosphere 計算での追加確認事項
- 連続吸収の計算の仕方による違いを評価する
- 1000 [cm-1] 付近の連続吸収の寄与を評価する
- 今後の方針
- 長波の計算は、ひとまず終了
- 短波の計算に移る
- Rayleigh 散乱を導入する
- Rayleigh 散乱の sample プログラムは、はしもとじょーじさんより提供される
- flux 計算は dcpam のコードを使用する
- 濱野さんからの依頼計算
- 濱野さんのモデルで使用する吸収係数を計算する
- 以下の条件で、計算時間がどの程度になるのか試す
- 使用データ: HITEMP
- 計算する大気: Pressure: 1 [atm], Temperature: 2000 [K], H2O 100% (同位体はドミナントなもののみ)
- 計算波数: 14800 - 23000 [cm-1], 波数分解能: 0.01 [cm-1]
- cutoff: 25 [cm-1]
- output: 1分子あたりの吸収断面積 [m2/molecule], 吸収係数(単位長さあたりの光学的厚さ) [m-1]
- mtg 資料
- To Do
- US standard atmosphere での放射計算の評価
- 短波によるFlux計算に関するもろもろ
- 濱野さんからの依頼計算
- 成層圏の温度プロファイルの近似式の diffusive factor について
- diffusive factor = 3/2, or 5/3 の違いを比較
- 結果に大差はない
- 定量的評価をする
- 円盤圧力を変えた計算
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/07/22, Since: 2013/07/22