放射MTGメモ(2013/07/22)

参加者

  • 倉本圭、石渡正樹、はしもとじょーじ、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳

line-by-line 放射計算プログラムの開発(大西)

  • MT_CKD 連続吸収モデルによる連続吸収スペクトルの計算
    • MT_CKD model を動かすプログラムの概要
      • 1. Input file を作る
        • 圧力、温度: 大気境界の値
        • path length: 100[cm] (= 1.0[m])
        • mixing ratio: H2O, CO2, O3 for dry air (大気境界の値)
      • 2. MT_CKD model を動かす
      • 3. MT_CKD model の output から layer の光学的厚さを計算 (波数分解能 5.2 [cm-1])
      • 4. 線吸収のみの光学的厚さに足し合わせて、total (: line + continuum) の光学的厚さを計算する
  • US standard atmosphere でのFlux 計算
    • LBLRTM 内臓のUS standard atmosphere を使用(鉛直45層)
    • 連続吸収は、MT_CKD 連続吸収モデル
    • 計算波数: 0 - 2600000 [m-1], 波数分解能: 1.0 [m-1]
    • 吸収線データ: HITRAN 2008
    • 吸収線のcut off: 2500 [m-1]
    • 計算結果 (OLR)
      • 線吸収+連続吸収 (cut off 25[cm-1]): 258.6 [W/m2]
      • 線吸収のみ (cut off 25[cm-1]): 265.0 [W/m2]
      • 線吸収+連続吸収 (cut off “LBLRTM like”): 258.8 [W/m2]
      • 線吸収のみ (cut off “LBLRTM like”): 265.3 [W/m2]
  • US standard atmosphere 計算での追加確認事項
    • 連続吸収の計算の仕方による違いを評価する
    • 1000 [cm-1] 付近の連続吸収の寄与を評価する
  • 今後の方針
    • 長波の計算は、ひとまず終了
    • 短波の計算に移る
      • Rayleigh 散乱を導入する
      • Rayleigh 散乱の sample プログラムは、はしもとじょーじさんより提供される
      • flux 計算は dcpam のコードを使用する
  • 濱野さんからの依頼計算
    • 濱野さんのモデルで使用する吸収係数を計算する
    • 以下の条件で、計算時間がどの程度になるのか試す
      • 使用データ: HITEMP
      • 計算する大気: Pressure: 1 [atm], Temperature: 2000 [K], H2O 100% (同位体はドミナントなもののみ)
      • 計算波数: 14800 - 23000 [cm-1], 波数分解能: 0.01 [cm-1]
      • cutoff: 25 [cm-1]
      • output: 1分子あたりの吸収断面積 [m2/molecule], 吸収係数(単位長さあたりの光学的厚さ) [m-1]
  • mtg 資料
  • To Do
    • US standard atmosphere での放射計算の評価
    • 短波によるFlux計算に関するもろもろ
    • 濱野さんからの依頼計算

タイタン大気の計算(三上)

  • 成層圏の温度プロファイルの近似式の diffusive factor について
    • diffusive factor = 3/2, or 5/3 の違いを比較
    • 結果に大差はない
    • 定量的評価をする
  • 円盤圧力を変えた計算
    • 結果をまとめ中

次回の日程

  • 2013/07/29(月) 9:00-