[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、石渡正樹、はしもとじょーじ、高橋芳幸、濱野景子、高橋康人、齊藤大晶、三上峻、大西将徳
- ハワイ研究会の報告
- 発表内容:
- H2O大気の放射伝達を、地表面温度、地表面H2O量を変えて計算
- 計算結果
- 射出限界: 282[W/m2]
- H2O 大気は高温で、かなり光学的に厚い
- 議論、検討事項など
- H2O の飽和蒸気圧曲線
- 今回はAbe & Matsui 1988 と同じものを使用
- 268.15 < T < 647.26 for water: Osborne-Mayers’ formula
- T < 268.15 for ice: Washburn’s eq.
- 上空まで、Osborne-Mayer’s を使うと 4[W/m2]ほど小さくなる
- 268.15[K] で式を変えているのは、この温度で両者が交差するため?: 確認する
- Kopparapu et al., 2013 では Kasting 1988 と同じものを使用
- H2O 臨界点付近での断熱温度プロファイル
- H2O の温度圧力の関係は工業的にはよく調べられているのでそのテーブルを使ってみる
- The International Association for the Properties of Water and Steam (http://www.iapws.org/index.html)
- 地表面をどことするかは考える必要がある
- 液体、気体のH2O の下のシリケイトの地面を地表と考えるのがよいのではないか
- 液体の放射伝達も考える必要あり
- H2O の連続吸収の扱い
- 今回の計算は MT_CKD モデルを使用
- Kopparapu et al., 2013 では BPS を使用
- Goldblatt et al., 2013 はMT_CKD 2.4 と同じような(?)
- Zurich U のチーム、生駒研の学生は連続吸収は使わず、line の裾を足している
- 阿部先生は super Lorentzian を使ってみてはと提案
- まずは、カットオフなし計算(Lorentz線型を仮定)とMT_CKD モデルを比較してみる
- mtg 資料
- ハワイ研究会の報告
- 発表内容:
- 結果:
- 木星では 5 micron に窓があり、放射を決めている
- 高温にすると高波数で透明な領域が多数現れる
- コメントなど
- H2O の連続吸収を考える必要がある
- 木星の計算では、上からの放射は問題なかったが、下層の安定不安定の計算には影響があるのではないか
- 他の分子を考える必要性: PH3 (低温でのopacity), CO (高温でのopacity), N2 (高温でNH3 の reservoir)
- 雲の扱い(Si系の雲, 木星の雲について調べ応用)
- 比較対象:
- dwarf類のスペクトルデータとの比較
- バローの計算結果とまずは比べてみる
- 太陽光の吸収も入れて木星の計算を行う
- 2014/01/06(月), 07(火)の日程で調整中
- 場所は国立天文台(三鷹)
- 初日: 木星型, 2日目: 地球型
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/12/16, Since: 2013/12/16