[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、濱野景子、高橋康人、齊藤大晶、三上峻、大西将徳
- H2O の断熱減率の計算
- IAPWS のデータを使用して、H2O 大気の気温減率を計算する
- 数値を表にしたものあり
- 圧力温度範囲: 10^4 - 10^9 [Pa], 273.15 - 2273.15 [K]
- 物理量: 体積、密度、エンタルピー、エントロピー
- フリーの計算プログラムもある(Phython で書かれている)
- 数値を表にしたものから断熱減率の計算を試みた(地表面温度: 1500K, H2O量: 2.7bar, 270bar)
- 理想気体の断熱温度プロファイルとほぼ一致
- Abe & Matsui 1988 に比べて勾配が緩い
- IAPWS のテーブルにある量を理想気体の場合と比較してみる
- CO2 の吸収断面積の計算
- Kasting 1991 の議論に関連してCO2の吸収断面積を計算
- 計算条件
- line data: HITRAN2008
- 連続吸収: MT_CKD
- 温度: 300K
- 圧力: 1E+4, 1E+5, 1E+6, 1E+7, 1E+8 [Pa]
- 圧力が大きくなるにつれ、吸収断面積が桁で大きくなるが、これは連続吸収の寄与
- MT_CKD モデルにはCO2 の連続吸収の温度依存性は理論モデルが入っているのか?
- HITRAN の CIA のデータと比較してみてはどうか
- H2O の吸収断面積の計算
- 濱野さんのマグマオーシャン大気の計算に関連して
- 計算条件
- line data: HITRAN2010
- 連続吸収: MT_CKD (Rayleigh 散乱なし)
- 組成:H2Oのみ
- 波数:0-30,000 [cm-1]
- 圧力[Pa]:温度[K]
- 1E00 : 100, 200, 300
- 1E01 : 100, 200, 300
- 1E02 : 100, 200, 300, 400
- 1E03 : 200, 300, 400, 600
- 1E04 : 200, 300, 400, 600, 800,1000
- 1E05 : 300, 400, 600, 800, 1000, 1200,1400, 1600, 1800
- 1E06 : 300, 400, 600, 800, 1000, 1200,1400, 1600, 1800, 2000, 2200, 2400, 2600
- 1E07 : 400, 600, 800, 1000, 1200,1400,1600, 1800, 2000, 2200, 2400, 2600, 2800
- 1E08 : 400, 600, 800, 1000, 1200,1400,1600, 1800, 2000, 2200, 2400,2600, 2800
- MT_CKD モデルの温度依存性など確認する
- mtg 資料
- モデル開発の目下の課題
- 計算速度が遅い
- 線吸収のテーブルの読み込みに時間がかかる(テーブルと計算コードの相性が悪い)
- テーブルに合わせて計算コードを変更するか、計算コードに合わせてテーブルを変更するか
- 修論を書き進めている
- 修論を書きあげるまでに、アンモニアを加えて計算する
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2014/01/16, Since: 2014/01/16