放射MTGメモ(2015/10/07)
参加者
- はしもとじょーじ, 高橋芳幸, 高橋康人, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- line-by-line モデルによる成層圏温度の推定
- 入射フラックスに太陽光スペクトル (Gueymard 2004) 導入 (前回は黒体のスペクトル)
- OLR と放射収支が合うように太陽加熱率プロファイルを調整し, 仮の圏界面の加熱冷却を確認
- 80K 等温成層圏の場合の計算 (地表面温度 340K, 360K)
- 結果
- 地表面温度 320K, 340K の場合には, 120K 以下の低温成層圏が実現するとみられる.
- 地表面温度 360K の場合には, 200K 程度の高温成層圏が実現. 低温成層圏も実現するかもしれない
- 議論, コメントなど
- OLR を確認すると, 地表面温度 320K 以上で暴走している. このような状態は定常的に保たれることはない.
- Kopparapu et al., 2013 では, 射出限界に達するのが地表面温度 400K よりも高い. 我々のモデルと違うのはなぜか?
- Goldblatt et al., 2013 では, 射出限界に達する温度は我々のモデルに近い.
- Kopparapu では, 中心星に近い方に暴走限界, 遠いところに water loss limit があるが, 我々のモデルでは, 暴走限界と water loss limit が (結果的に) 同じ位置になる.
- 我々のモデルと, Kopparapu で暴走温室限界と, water loss limit の位置関係がどうなっているか確認する.
- 惑星科学会での発表について
- water loss limit を推定するために, 放射モデルを用いて成層圏温度, 水蒸気量を見積もった.
- water loss limit の閾値となるような成層圏の水蒸気量を実現するのは, 地表面温度が 360K 程度のとき.
- 水の散逸が大きくなるような成層圏温度を実現する状況は, すでに暴走温室状態になっている.
- mtg 資料
木星大気の放射計算(高橋康)
- 惑星科学会の発表内容確認
- 雲対流の放射への影響に焦点をあてる
- thermal radiation は雲の影響小
- solar radiation は雲の影響大
- 上記は, 雲の粒径が 1 micron であることによる
- 計算されるアルベドが観測結果と大きく違うので, アルベドのことも他のことも確かなことを言える段階ではないのでは?
- 雲対流の放射への影響に焦点をあてる
次回の日程
- 10/19 (月) 9:00-