放射MTGメモ(2017/07/12)

参加者

  • 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋康人

木星大気モデルの開発 (高橋康)

  • SR17 Chromophore の導入
    • アルベドスペクトル
      • 先行研究での観測値の定義を確認
        • I/F, Full disk albedo, Geometric albedo が混在
        • Dyudina 2016 を元にそれぞれの定義を確認し関係を整理
      • Geometric albedo 計算
        • SZA=60deg での out/in から大きく変わる
          • SZA変化の影響を強く受けるため
        • 観測値に近い結果を探索するのはなかなか難しそう
          • 粒径分布・高度分布・存在量をどう調整するか
          • そもそも全球一様な大気構造という仮定に無理がある?
          • Sromovsky2017とSugiyama2014の雲 opacity を要比較
  • 博論
    • 対流→放射,放射→対流の論理展開を整理
      • いずれも着色物質の話題をどこまで詰めるかが課題
  • SR98キャプション確認メール
    • サンプルメール回覧
  • To do
    • 雲構造先行研究
    • 散乱大気計算確認
    • 圏界面の決まり方確認
    • JUNO NH3
  • コメント
    • アルベドスペクトル考察
      • 着色物質の影響を受ける短波長から着色物質の分布を制約し、一方で着色物質の影響をあまり受けない長波長(~0.8um)から雲分布を制約する
    • 博論の論理展開
      • ECCM vs 杉山モデルという構図ではなく、ECCM に雲対流を追加・改良するというストーリーにする
        • 対流を導入する御利益について論理的な考察を示す
        • ECCM による放射計算結果はイントロで示し、結果考察では best guess model を構築してそれについて論じる
        • ECCM の雲密度を減衰させたモデルはオプショナルな結果として示す
      • 着色物質を区別せずに best guess model に最初から組みこんで議論する
      • 放射冷却に雲がほとんど寄与しないことはしっかり記述するべき
    • 着色物質の分布
      • 雲頂直下においたときどこまでアルベド・H2O吸収特徴遮蔽に寄与するか見積もる
  • mtg 資料

次回の日程

  • 2017/07/20 (木) 16:30-