放射MTGメモ(2017/08/30)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- 幾何アルベド計算
- 放射計算をSF法からTS法に変更
- 等方的な放射場を仮定
- 仮定が雑過ぎるのではないか?
- よりリアリスティックな散乱位相関数を与えるには観測解析結果(e.g., Sato et al., 2013)を用いるしかない?
- 最小二乗法による評価
- 雲密度ファクター 3倍, 着色物質 opacity 0.015 が最も良さそう
- 放射計算をSF法からTS法に変更
- 博論での論点の整理
- 放射モデル構築
- モデル概要
- ガリレオプローブによる大気放射場観測との比較
- 放射モデルとしての妥当性検証
- プローブ投下地点の大気構造の議論
- 全球平均大気モデル構築
- モデル概要
- 暫定的な全球平均大気モデルの決定
- 観測スペクトルとの比較
- 最小二乗法を用いたパラメータ調整
- 最終的な全球平均大気モデルの決定
- モデル概要
- 大気放射場の考察
- 全球平均大気モデルにおける大気放射場のメカニズムを議論
- まとめ・Implication
- より詳細な Trenberth diagram の提示
- 鉛直雲対流周期の見積もり など
- 放射モデル構築
- コメント
- 幾何アルベド計算
- 雲が主要な散乱体の場合に等方的な放射場を仮定するのはよくない
- エディントン近似の放射強度分布を用いて太陽天頂角の放射強度を得る方がよいだろう
- 博論内容整理
- 杉山モデルの雲対流のメカニズム
- 木星雲対流で間欠性が見られるのは、低温のため放射が弱く冷却に時間がかかる一方で、積雲対流による水蒸気供給は急速であり、潜熱加熱によって湿潤断熱減率まで温度上昇するため
- 放射冷却時間が短いと、放射冷却と潜熱加熱がバランスするため温度はさほど上昇せず断続的な雲形成となる
- GPES 放射場計算
- 日射フラックスの比較では必要なプロットのみに絞る
- 全日射フラックスの見積もりには不明な点が多いためあまり踏み込まない
- それを根拠とした加熱率の議論も同様
- 本モデルとSR98 解析での熱放射フラックスの違いは温度構造の仮定に大きな差があるためだろう
- NFR 解析で用いられている ambient wall temperature は ASI 観測に比べて1bar より上で温度が高い傾向がある
- 全体の構成について
- 「放射冷却率を示す」というテーマが定まったのであれば、その重要性と考察手順を具体化してイントロに記述し、それに対応する形でモデル記述や結果考察を組み立てるべきだろう
- 現状では枝葉の記述に神経を使いすぎていて進捗が悪い。とにかく論文の幹を早く組み上げて、枝葉の議論は後に回す
- 杉山モデルの雲対流のメカニズム
- 幾何アルベド計算
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/09/05 (火) 10:00-