雑文いろいろ
はしもとじょーじ
Last Updated on 26 Apr., 2005.
- ニアミス?
飛行機に乗っているとき何気なく外を眺めていたら、ほぼ同じ高度を飛行している飛行機が見えた.ちょっと遠かったので詳しいことはわからないが、おそらくはジェット機であったろうと思う.その飛行機は自分の搭乗している飛行機とほぼ平行かつ反対方向に飛んでいたようであった.
とりあえず視界を通り過ぎる速度をなんとなく測ってみると、角度10度をおよそ数秒といったところ*.ジェット機の巡航速度を使えば、両飛行機の相対距離を計算で求めることができる.簡単な幾何学を当てはめてみると、
R x/t = V
ここで R は飛行機の相対距離(m)、V は相対速度(m/sec)、x/t は飛行機が視界を通りすぎる速度(rad/sec)である.x = 10 deg ~ 1/6 rad、t = 5 sec、相対速度は巡航速度(860km/hrくらいか)の2倍として V = 2 x 860 km/hr ~ 480 m/s を代入してみると
R ~ 14400 m = 14.4 km
およそ 15km である.飛行中の飛行機同士の相対距離としては、けっこう近いような気がしますが、どんなものなんでしょう?.
もちろん、しょせんは客室の窓から見ているだけだし測定も非常に安直だから、本当はもっと離れていたのかもしれません(もっと近かった可能性も (^_^;).本当はどれくらい離れてたんでしょうねぇ.
* 角度10秒というのは簡単に体で測ることができる.腕をぴんと伸ばしたときの拳の幅が約10秒である.