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火星表層環境の進化と極冠, 氷床, 雲
横畠 徳太(北大・地球惑星)
2002 年 8 月 27 日
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タイトルぺージ
キーワード
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図は Carr (1996) Figure 1-1 より引用
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現在の表層環境, 公転軌道の比較
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Carr (1996) Table 1-1 より引用
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火星の天文学的パラメータ
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図は Carr (1996) より引用.
Figure 4-10 (右図), Figure 4-16 (左図)
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過去の気候変動の証拠
- バレーネットワーク
地下水脈によって削られた地形.
谷底の形状が河川のような V 字型ではないことがポイント.
- 第一段階:
地下水脈が露出した場所で土砂が削られ谷ができる.
削られた土砂は地下水脈の上を滑べるようにして流れる.
- 第二段階:
寒冷化の結果, 地下水脈がより深い場所に移動して流れは止まる.
注) 画像を逆さにすると山谷の区別がよくできる.
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マースグローバルサーベイヤーレーダー高度計 (MOLA) による観測
(Head III J. W., et al., 1999)
- 年代はクレータの数から判定.
- 100 m 程度の浅い海であることがポイント.
潮汐によってクレータを効率よく削る(らしい).
- 場所によっては海岸線の地形と重力ポテンシャルの等高線が一致している.
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図は Malin and Edget, (2000), Figure 4B より引用
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クレータ内部に湖底堆積物(らしきもの)の存在
(Malin and Edget, 2000)
- 湖が 1000 年 〜 10000 年程度存続.
温暖な気候はすくなくとも何回か起こった.
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火星気候変遷のまとめ
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研究の目的
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参考文献
- Baker, V. R., 2001: Water and the martian landscape.
Nature, 412, 228-236.
- Carr, M. H., 1996: Water on Mars. Oxford University Press.
- Head III J. W., H. Hiesinger, M. A. Ivanov, M. A. Kreslavsky,
S. Pratt and B. J. Thomson, 1999: Possible Ancient Oceans on Mars:
Evidence from Mars Orbiter Laser Altimeter Data.
Science, 286, 2134-2137.
- Malin, M. C. and K. S. Edget, 2000: Sedimentary Rocks of Early Mars.
Science, 290, 1927-1937.
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Odaka Masatsugu & Sasaki Youhei
2002-09-25
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