1. 時間の修正
DHCP/IPmasqurade サーバとして動かす際に どのパソコンからいつなんのアクセスがあったかが ログに記録されます。 (後述) この際に、時間が正確でないとログを取った意味がなくなるので、 正確な時間に合わせます。
[1.1] `date`コマンドで直接修正する
最も簡単な時間修正法として「date」コマンドで修正する方法があります。 以下のコマンドを入力すると、08月01日10時24分2001年 に時間が変更されます。
# date 080110242001
[1.2] ntpdate を使用する
上記の方法では、時間を合わせるためにもう一つ 正確な時計が必要になります。これは面倒なので NTPサーバを利用して時間を合わせます。
[1.2.1] NTPサーバの利用
NTPサーバを利用するために「xntp3」というパッケージをインストールします。
# apt-get install xntp3
これで、「xntp3」以外にも「ntp」「ntpdate」もインストール されるはずです。されない場合はこの2つもインストールしてください。
「ntp」をインストールする際に、NTPサーバのIPアドレス (もしくはドメインネーム)が聞かれるので「133.87.1.18」 (北大内のNTPサーバ〔ntp.hokudai.ac.jp〕)と答えてください。。
[1.2.2] ntpdate の実行ファイルの編集
ntpdate の実行ファイルである。/etc/init.d/ntpdate を編集し、 ntpdate を使用可能にします。以下の3点のことを行って下さい。
- 11行目の「
echo "You ...
」の行頭に「#」 をつけ、コメントアウトする。 - 12行目の「
exit 0
」についても同様にコメントアウト - 17行目の「#」以降を消し、 「133.87.1.18」を書き込む。
... ... # the local clock to. Then, comment out the next two lines that contain # the echo and the exit. #echo "You must customize /etc/init.d/ntpdate before ntpdate can be run." #exit 0 case "$1" in start) echo -n "Running ntpdate to synchronize clock" /usr/sbin/ntpdate -b -s 133.87.1.18 echo "." ;; stop|restart|force-reload) ;; ... ...
[1.2.3] 実行
上記で編集した/etc/init.d/ntpdateを実行します。 以下のコマンドを打ち込んでください。
# /etc/init.d/ntpdate start
実行後に
$ date
として時間を確かめてください。その後も上のコマンドを入力することで 時間を修正できます。
できれば「/etc/init.d/ntp」の方で、常時時間を修正したいのですが どうもうまくいきませんでした。