NetCDF ライブラリ 使用するためにNetCDFインターフェースの事を全て知っている必要はありません。 NetCDFファイル作るのであれば片手で足りるほどのルーチンさえ知っていれば必要な次元・変数・属性を定義し、NetCDFファイルにデータを書き込むことができます。( ncgen ユーティリティを使用して予めファイルを作成しておいてから、NetCDFライブラリのデータ書き込みコールを活用したプログラムを走らせたならば、使用するルーチンの数はより少なくなります。同様に、あるNetCDFオブジェクトに格納されたデータにアクセスするソフトウェアを作成する際には、NetCDFファイルを開き、データにアクセスするためにはNetCDFライブラリのほんの一部のNetCDFライブラリしか使用しません。 もちろん、任意のNetCDFファイルにアクセスする包括的なアプリケーションを作る場合には、NetCDFライブラリにより精通している必要があります。
この章では通常の使用に必要な一般的なNetCDFのコールのシークエンスのテンプレートを幾つか紹介します。 明確さのため、ここではルーチンの名前のみを挙げています。宣言やエラーチェックについては触れていません。また、型に限定される変数や属性のルーチン名のサフィクスについても省略してあります。複数回使用される宣言文は字下げをしてあります。また、 ... を使用して他の宣言文の任意のシークエンスを表しています。 全パラメーターのリストは後の章で説明します。