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惑星の気象学 | ||||||
■ 砂の惑星大気の循環: 大ダストストーム
図 10 はハッブル宇宙望遠鏡で観測された火星の大ダストストーム前後の様子である. 大ダストストーム時には大気中のダストによって地表を直接見ることはできない. 大ダストストームが発生してから地表面が見える程度にダストが減少するまでの時間はおよそ 3 ヵ月である. 大ダストストームの発生メカニズムはよくわかっていない. これまでに以下のような説が提案されているが, いずれも決定的なものではない. 大気大循環モデルでは地表からのダストの巻き上げを自然に再現することができないため, 現時点で大ダストストームを予報することは困難である.
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最終更新日:
2002/09/04 小高 正嗣 (odakker@gfd-dennou.org) Copyright © 2002- ODAKA Masatsugu | ||||||
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