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5. 議論

本節ではここまでに示した計算結果を基に以下の点について考察を行う ことにする. 火星探査衛星バイキングの着陸船は高度 1.6 m における風と気温を観測 しているので, 本研究で用いた数値モデルの最下層格子点 (高度約 1.5m) での値と直接比較を試みることは有用であろう. また, 本研究では, キロメータサイズの対流にともなう風によって, ダストのない初期条件からダストを巻き上げることが可能 であることを示すことが出来た. キロメータサイズの対流の効果を GCM に取り込んであげることが, 火星 GCM を火星らしくする (ダストストームの発生を再現する) のに必要であると考えられる.

  1. 観測結果との比較
  2. GCM における対流の取り扱い


2次元非弾性系を用いた火星大気放射対流の数値計算
Odaka, Nakajima, Ishiwatari, Hayashi,   Nagare Multimedia 2001
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