: 大規模凝結
: 力学過程
: 力学過程
積雲パラメタリゼーションは
(Manabe et al., 1965)の対流調節スキームを用いている.
凝結した瞬間に水は系から取り除かれる. だから雨粒と雲は存在
しない.
湿潤対流調節が次の条件満足されるときに起こる.
- 2 つの隣接層間で, 大気が湿潤不安定になるとき,
つまり温度減率が湿潤断熱減率を越えたとき.
- 隣接 2 層の両方で飽和状態か過飽和状態になったとき.
調節の過程において,
隣接 2 層の温度と比湿とは即座に飽和状態と湿潤断熱減率との両方が
満たされる状態になる.
その過程において湿潤静的エネルギーは保存されなければならない.
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(13) |
ここで は鉛直方向に何層目かを表す指標である.
は調節前の値を,
一方 は調節後の値を表す.
層の湿潤不安定条件は
によって評価されている.
隣接 2 層の飽和状態は単純に
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(15) |
によって表現されている.
調節された値 は次の式で決定される.
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(20) |
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ここで,
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ある気柱における降雨は次式によって計算される.
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これらの調節の手続きはすべての層において行なわれ
鉛直温度と水蒸気のプロファイルが収束するまで適用さえる.
: 大規模凝結
: 力学過程
: 力学過程
okuyama naonori
平成13年1月10日