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[dennou-ruby:000755] Re: SWIGのチュートリアル



堀之内です。

> ここのところSWIGについて作業していましたが、一応チュートリアルが完成しました。
> http://www.unyo.marushin.media.kyoto-u.ac.jp/~kozuka/swig-f.html
> 色々チェックしていただけると幸いです。

まずは、SWIG 1.3a5 をインストールしようと思ったのですが結構苦労
しました。当方の環境は Solaris 2.6 (SPARC Ultra), gcc version
2.95.2, ruby ver.1.6.4 です。ruby のパスを通し、CXX を環境変数か
ら読めるようにし(今ちょっとそうなってない)、CXXFLAGS がないの
で、CXX = 'g++ -fPIC' として、やっと % make check-examples で 
ruby 関係のテストが通るようになりました(tclとか駄目ですがとりあ
えず無視してインストールしました)。

同じ環境でインストールする方のためにメモを添付します。ただし、
「ruby 関係のテストが通るようになった」ことしか確認してません。

堀之内 武                    horinout@xxxxxx
京都大学宙空電波科学研究センター     611-0011 宇治市五ヶ庄
		     SWIG 1.3a5 インストールメモ

2001/07/09 
Status: ruby 関係については辛うじてテストが通るようにはなった。

● ./configure

** CXX **

% setenv CXX g++

だけでは g++ に変更できない。configure: l.785 の

CXX="$ac_cv_prog_CXX"

を

test -n "$CXX" || CXX="$ac_cv_prog_CXX"

に変更。

さらに、g++ が -fPIC なしで呼ばれるため、make chaeck-example の ruby 
関係メニューでコンパイルがうまく行かない。CXXFLAGS がないので、CXX に
直接入れる:

% setenv CXX 'g++ -fPIC'

なお、CFLAGS = '-g -O2 -fPIC' としても駄目。

** ruby 関連 path **

configure: l.2688 を以下のように、直接編集。

元:RUBYDIR=`($RUBY -rmkmf -e 'print $archdir') 2>/dev/null`
新:RUBYDIR="/usr/local/lib/ruby/1.6/sparc-solaris2.6"

# ruby -rmkmf -e 'print $archdir' の出力は、$(rubylibdir)/$(arch)
   となるが、$(rubylibdir), $(arch) が実際のパスに置換されないので、
   上のように直接編集した。

● make, make check

make check では tcl 等々でこける。それを避けるため、ruby のみチェック
するようにする。具体的には、check-examples: ターゲットで、ruby 関係以
外を外し、

% make check-aliveness check-examples

を実行する。

● make install