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[dennou-ruby:001029] RubyDCL 1.0.0



堀之内です。

先ほど神代さんにご指摘頂いたところも含めて改訂した RubyDCL をアッ
プしました。(http://www.gfd-dennou.org/arch/ruby/products/ruby-dcl/)
一応懸案だったエラー処理回り等を解決しましたし、仕様は基本的に安
定してますから、めでたく ver 1.0.0 としました。RAA にも登録しない
と。

# 常定さんへ。DCL は Fortran ベースの可視化ライブラリーです。
   (http://www.gfd-dennou.org/arch/dcl/) これを f2c して、
   Ruby 用にラップしてます。

今回の変更内容です。

  * エラー時に rb_raise を呼び、勝手に abort されないようにしま
    した。これはしばらく前に流したパッチを取り込んだものです。
    なお、これに伴い、今までの DCL C バージョンは使えず、syslib 
    を修正した dcl-5.2-C_011213:
    http://www.gfd-dennou.org/arch/ruby/products/ruby-dcl/dcl-5.2-C_011213.tar.gz
    を使う必要がありますので御注意下さい。なお、次回 DCL のご本
    尊がアップデートされる際には、C 版には最初からこの変更が取り
    込まれるはずです。

  * narray のインクルードパスのデフォルトを sitearchdir に変えま
    した。

  * *p(get|set|stx) を廃止しました。個別に *[rli](get|set|stx) 
    を使って頂くことになります。*pget 等ではプログラム中の引数の
    型が実際の型と必ずしも一致しない変則仕様なので、自動ラッピン
    グが出来ないからです。

神代さんへ。インストールテストをされる前にこの変更をアップロード
しようと思ってたのですが、間に合わなくて申し訳ありません。せめて
事情を説明して待って頂くようアナウンスすべきでした。なお、ホーム
ページの Installation の項及び tar ボール中の README ファイルは
今回の改訂に合わせて変えたつもりです。

extconf.rb をインストールスクリプト中で呼ぶので、パスの指定が
間接的になってしまい環境変数に頼ることになってしまったのが、ちと
難です。

堀之内 武                    horinout@xxxxxx
京都大学宙空電波科学研究センター     611-0011 宇治市五ヶ庄