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[dennou-ruby:001738] Re: Ruby/GSL
- To: dennou-ruby@xxxxxxxxxxx
- Subject: [dennou-ruby:001738] Re: Ruby/GSL
- From: Yoshiki Tsunesada <y.tsunesada@xxxxxxxxx>
- Date: Wed, 14 Apr 2004 00:52:12 +0900
- Organization: National Astronomical Observatory of Japan
常定@天文台です。
Ruby/GSL に興味を持っていただいてありがとうございます。皆様のコメ
ントは、
順次反映させていきたいと思います。
> require "gsl" の前に
> require "narray" が必要なこと
> narray 付でコンパイルした場合は自動的にロードするようにしてほしいです。
おっしゃる通り。
> 引数のエラー処理がないため、使い方が分からず
> GSL::Vector.new(NArray object)
> GSL::Stats.covariance(NArray object, NArray object)
> などとしてしまうとセグメンテーションフォルトを起こします。
> 分からないclassのオブジェクトだと例外が上がるようにしてほしいです。
例外を発生するもののあるにはあるのですが、特に Vector や Stats の
ように、開発の比較的初期の段階で実装したものは、その辺が結構いい加減でし
た。
順次直していこうと思います(パッチ感謝)。
現時点では、NArray を引数に取るようなメソッドは、基本的にはありま
せん。
> 欲を言えば上記のようなものが通ると尚うれしいです。
これは、まあ、これまでの開発路線ではそうしてこなかった、ということ
です。基本的
に、GSL と NArray は全く関係ないものであり、Ruby/GSL はあくまで GSL の
ラッパということなので、Ruby/GSLのメソッドで、 NArray オブジェクトを引
数に取る、
もしくは NArray クラスにメソッドを追加、というのは、もちろん可能ではあり
ますが、
やっていません(GSL にないものは Ruby/GSL にもない)。 唯一の例外が
Vector/Matrix クラスのクラスメソッド to_na です。想定している使い方は、
NArray で計算していて、一時的にGSL の機能を使いたいので、Vector に変換
して計算したのち、また戻す、というようなものです。二度手間ではありますが
、依存
関係を最小に抑えられるというのは、メリット(かなぁうーむ)。
ただ、私自身は NAarray そのものは全く使ったことがないので、実際に
ユーザの
方がNArray と一緒に使うときに、どのような形態が使いやすいのか、というと
ころが
あまり想像できません(西澤さんのご指摘1は、まさにそのあたりのテスト不足
を露呈し
ています)。ですので、皆さんからフィードバックは大変貴重です。いろいろラ
イブラリは
ありますが、個人的には、DCL, NArray などとのいい共存の形を提示できるとい
いなぁ、
と漠然と思っているだけの段階ですね。
> と書いていたのですがお頼みするのもどうかと思って 2. 3. のパッチを作っ
> てみました。
> よければ使ってください
さっそく、オリジナルに apply させていただきました。次回以降のバージ
ョンは、
このパッチが適用されたコードを使うことにしますので、ご了承下さい。ご好意
感謝い
たします。
> ところで、Intel gcc 3.3.2では rb_gsl_cheb.hをコンパイルするときに、
> 文 法エラーで止まってしまいました。一つ gsl_math.hを入れると解決しまし
> たが、何ででしょうね?深追いはしていませんが、ご報告まで。
私の環境(Darwin, Cygwin)では確認されなかった現象ですので、助かります
。
1行、追加することにしました。ありがとうございます。
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常定 芳基 Yoshiki TSUNESADA <y.tsunesada.nao.ac.jp>
国立天文台 宇宙計量研究部門
181-8588 東京都三鷹市大沢2−21−1
TEL: 0422-34-3625 FAX: 0422-34-3793