1.5.3 座標系の設定

3次元のU座標系で描画するためには, 2次元座標系と同様 sgfrm を呼んだ後でかつ描画をはじめる前に 変換メソッド(元関数)を決めるパラメータを指定しておかなければならない. これらのパラメタの値は, 変換メソッド(元関数)を確定するルーチン scstrf を呼ぶことで有効になる. 3次元のパラメタは2次元のパラメタとは独立である.

主要なパラメタはすべて sgpget/sgpsetによって管理されているが, 変換メソッド(元関数)のパラメタを1つ1つ設定するのは面倒なので, まとめてパラメタを設定するルーチンが用意されており, 普通はそちらを使ってパラメタの設定を行なう.

具体的に変換パラメタを設定するにはsgfrm のあとで次のように コーディングする.

直角座標系

 
       NumRu::DCL.scsvpt(vxmin,vxmax,vymin,vymax,vzmin,vzmax)
       NumRu::DCL.scswnd(uxmin,uxmax,uymin,uymax,uzmin,uzmax)
       NumRu::DCL.scstrn(itr3)
       CALL scstrf

円筒座標, 球座標

     NumRu::DCL.scsorg(simfac,vxorg3,vyorg3,vzorg3)
     NumRu::DCL.scstrn(itr3)
     CALL scstrf