座標軸は 'B', 'T', 'L', 'R' で指定する 以外のところにも描くことができます. また, 軸の表現もいろいろ変えられま す(uxyz7).
# uxyz7.rb require "narray" require "numru/dcl" include NumRu include Math #-- graph --- iws = (ARGV[0] || (puts ' WORKSTATION ID (I) ? ;'; DCL::sgpwsn; gets)).to_i DCL::gropn iws DCL::grfrm DCL::grswnd(1990.0, 1995.0, -2.0, 2.0) DCL::grsvpt(0.2, 0.8, 0.3, 0.7) DCL::grstrn(1) DCL::grstrf DCL::uzrset('UYUSER', 0.0) DCL::uzlset('LBTWN', true) DCL::uxsfmt('(I4)') DCL::uxaxdv('U', 0.25, 1.0) DCL::uzlset('LBTWN', false) DCL::uxsttl('U', 'YEAR', 1.0) DCL::uziset('INNER', -1) DCL::uysfmt('(F4.1)') DCL::uyaxdv('L', 0.25, 1.0) DCL::uysttl('L', 'S.O.Index', 0.0) DCL::uxmttl('T', 'UXAXDV/UYAXDV', 0.0) DCL::grclsprogram uxyz7
座標軸をウインドウ・ビューポートの境界線以外のところへ描きたいときには,
場所をあらわす引数としてユーザー指定の座標軸 'U' を指定します.
この例では uxaxdv と uxsttl のメソッド(元サブルーチン)で 'U' を
指定して, 座標軸とタイトルを描いています. 具体的にどこに軸を描くかは,
uzrset ルーチンを用いて, x軸については内部変数 'UYUSER'
の値を, y軸については内部変数 'UXUSER' の値を指定ます. この例
の場合, 'UYUSER' を0.0と指定することによって, U-座標系でみたy座標の値が0.0のところにユーザー指定のx軸を描きます.
また, この例のx軸では, 目盛と目盛の間にラベルを描いてみました. uzlset ルーチンで内部変数 'LBTWN' を .true. とすれば, 目
盛と目盛の間にラベルを描きます. ただし, 注意すべきことは, ほかの座標軸
を描くときにもこの設定が影響しますので, ラベルを描き終ったら .false.(初期値)に戻しておく必要があります.
さらに, 17行めの uxsfmt ルーチンによってフォーマットを '(I4)' と陽に指定しています. これは, デフォルトでは有効数字3桁で数値
を表現するフォーマットとなっているためで, 4桁目までちゃんと表現する必
要があるときには, このようにユーザーがフォーマットを指定しなければなり
ません.
y軸では, uziset で内部変数 'INNER' を-1に設定して, 目 盛を外向きにつけました. (初期値は1で, 内向きに目盛をつけます.) また, uysfmt ルーチンによってフォーマットを '(F4.1)' と陽に指定し ました.