関数 nc_enddef は開かれたNetCDFファイルを定義モードから抜きます。定義モード中にNetCDFファイルに加えられた変更はチェックされ、問題なければディスクに書き込まれます。この時、非記録変数を"フィル値”に初期化することも可能です。(書き込みのフィルモードを設定する: nc_set_fillを参照。)NetCDFファイルはデータモードになり、 変数データを読み取り・書き込みが可能になる。
この呼び出しは、場合によってはデータをコピーする作業が含まれる。これに関しての詳細は 9 - NetCDFファイルの構造と性能にあります。
この 例は nc_enddef を使って foo.nc というNetCDFファイルの定義モードを終了し、データモードにします。
#include <netcdf.h>
...
int status;
int ncid;
...
status = nc_create("foo.nc", NC_NOCLOBBER, &ncid);
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);
... /* 次元・変数・属性を生成 */
status = nc_enddef(ncid); /*定義モードを抜ける*/
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);