Up|<<Prev|Next>>


6.2 次元名から次元IDを取得する: nc_inq_dimid

関数 nc_inq_dimid は次元名を与えると、(引数として)NetCDFの次元IDをを返します。仮に ndims ある NetCDF ファイルに定義された次元数だとすると、各々の次元のIDは 0 ndims-1. の間の値を取ります。

 

int nc_inq_dimid (int ncid, const char *name, int *dimidp);

 

ncid

以前の nc_open 又は nc_create 呼び出しで返されたNetCDF ID。

name

次元名。アルファベットの文字で始まり、次に零もしくはアンダースコア( `_' )を含む英数字列が続く。大文字小文字は次元名において区別される。

dimidp

返された次元IDの位置を示すポインタ。

 

エラーが発生していなければ, nc_inq_dimid NC_NOERR の値を返します。それ以外の場合には、返されたステータスがエラーの発生を示します。エラーの原因としては:

 

これは nc_inq_dimid を使用して次元名 lat の次元IDを取得する例です。 この lat は以前に foo.nc というNetCDFファイル内で定義されているという仮定です:

#include <netcdf.h>
   ... 
int status, ncid, latid;
   ... 
status = nc_open("foo.nc", NC_NOWRITE, &ncid);  /* 読み取り用に開く */
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);
   ... 
status = nc_inq_dimid(ncid, "lat", &latid);
if (status != NC_NOERR) handle_error(status);

Up|<<Prev|Next>>