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5.7 定義モードから抜ける: NF_ENDDEF

関数 NF_ENDDEF は開かれたNetCDFファイルを定義モードから抜きます。定義モード中にNetCDFファイルに加えられた変更はチェックされ、問題なければディスクに書き込まれます。この時、非記録変数を"フィル値”に初期化することも可能です。(書き込みのフィルモードを設定する: NF_SET_FILLを参照。)NetCDFファイルはデータモードになり、 変数データを読み取り・書き込みが可能になる。

この呼び出しは、場合によってはデータをコピーする作業が含まれる。これに関しての詳細は 9 - NetCDFファイルの構造と性能にあります。

 

INTEGER FUNCTION NF_ENDDEF(INTEGER NCID)

 

NCID

以前の NF_OPEN or NF_CREATE 呼び出しで返されたNetCDF ID。

 

エラーが発生していなければ、 NF_ENDDEF NF_NOERR の値を返します。それ以外の場合には、返されたステータスがエラーを示します。エラーの原因として下記が挙げられます。

 

この 例は NF_ENDDEF を使って foo.nc というNetCDFファイルの定義モードを終了し、データモードにします。

INCLUDE 'netcdf.inc'
   ... 
INTEGER NCID, STATUS
   ... 
STATUS = NF_CREATE('foo.nc', NF_NOCLOBBER, NCID)
IF (STATUS .NE. NF_NOERR) CALL HANDLE_ERR(STATUS)
 
   ...   ! 次元・変数・属性を生成
 
STATUS = NF_ENDDEF(NCID)
IF (STATUS .NE. NF_NOERR) CALL HANDLE_ERR(STATUS)

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