4.6 NetCDFライブラリへのコンパイルとリンク
NetDCFのCやFORTRANインターフェースを使用するプログラムのコンパイルとNetCDFライブラリとリンクさせる方法はそれぞれの条件(オペレーティングシステム、使用するコンパイラ、NetCDFライブラリやインクルードファイルの格納先など)により異なります。ここでは、UNIXプラットフォーム上でNetCDFライブラリを使用するプログラムをコンパイルしリンクする例を挙げます。各自、使用する状況に応じてこれらの例を応用してください。
NetCDF関数または定数を参照するCのファイルは最初にそれらが参照される前に適切な#include文を含んでいなければなりません:
#include <netcdf.h>
Cコンパイラが必ず参照する標準的なディレクトリにnetcdf.hファイルがインストールされていない限り、コンパイラを呼び出す際には-Iオプションを使用し、netcdf.hがインストールされているディレクトリを指定する必要があります。例えば、
cc -c -I/usr/local/NetCDF/include myprogram.c
別の手段として、#include文に絶対パス名を指定することもできます。しかし、この方法でプログラムを作成すると、NetCDFが異なる場所にインストールされているプラットフォーム上ではコンパイルできなくなります。
NetCDFライブラリが必ずリンクが参照する標準的なディレクトリにインストールされていない限り、-Lと-lオプションを利用してNetCDFライブラリを使用するオブジェクトファイルをリンクしなければなりません。例えば:
cc -o myprogram myprogram.o -L/usr/local/NetCDF/lib -lnetcdf
別の手段として、ライブラリに絶対パスを指定することもできます。
cc -o myprogram myprogram.o -l/usr/local/NetCDF/lib/libnetcdf.a
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