USGRPH
では原則として
X 軸と Y 軸を独立にスケーリングしており,
しかも, 座標軸とラベルのなす角 (直角か平行か)によって,
スケーリングの方法が若干異なる.
そのため, 同じ様な値をもつデータを与えても,
X軸とY軸ではラベル間隔が異なることがある.
そのような場合に,
内部変数 'LMATCH'
を.TRUE.
にすると,
ラベルの向きに関わらず, 同じスケーリング方法を取るので,
ラベル間隔が一致する確率が高くなる.
Y 軸の単位やファクター等を描くサブラベルが長くなると,
X 軸のラベルやタイトルを描く領域に侵入するようになり,
この後にUXSTTL
等によりX軸の上にタイトルを描こうとすると,
X 軸のタイトルとY 軸のサブラベルが衝突することもある.
これを避ける手段が 2 つ用意されている.
1 つは内部変数'LPRTCT'
を.TRUE.
にして,
サブラベルが他方の軸の領域に侵入するのを防ぐ.
この場合, Y軸のサブラベルは'MXDGTSX'
を無視して
左に伸びていくのでワークステーションウインドウを飛び出してしまう可能性もある.
もう1つは X 軸のタイトルを描く前に
USXOFF
を呼んでタイトルのOFFSET
をずらす.
こちらの方が安全かつ確実な方法である.