ChangeLog ファイルとは, ソースコードの変更履歴を記録するためのファイルである. cvs2cl は, Changelog ファイルを cvs log メッセージから自動的に作成してくれる ソフトウェアである.
cvs2cl によって出力された ChangeLog ファイルは過去の cvs log のメッセー ジ全てを含むため, 大雑把な改変の概要ではなく, 過去の改変の詳細を知るこ とができる. そのため主に利用者よりも開発者のためのファイルといえる.
cvs2cl は perl で書かれたスクリプトである. ソースは <URL:http://www.red-bean.com/cvs2cl/> よりダウンロードできる. Debian GNU/Linux 3.1 (sarge) を使う環境では,
# apt-get install cvs2cl
でインストールできる. cvs2cl のマニュアルは
# perldoc cvs2cl.pl # man cvs2cl
とすると出力される. (Debian GNU/Linux ではどちらも同じマニュアルが表示 される).
レポジトリからチェックアウトしたソースツリーのトップディレクトリにおいて
$ cvs2cl
と実行してみると, カレントディレクトリに Changlog ファイルが作成される.
ログ情報を FSF ChangeLog スタイルで出力する. くわしいことはよく分からんけど, FSF ChangeLog スタイルにすると, コミットされたファイル名に関するログメッセージが, 改行されて 出力されているようだ. --fsf を付けないと, ログメッセージはファイル名 のすぐ後ろに出力される.
つまりこのオプションをつけ, 且つログメッセージ自体を RD のリスト形式 (項目の頭に "*" をつける) で書くと, ChangeLog も RD 形式っぽくなる.