git の使い方 - 応用編

以下は、ここまでに設定した の便利な機能を紹介する。 ただし、この文章で紹介しているのは高度な使い方というわけではない。 普段は余り行わないが、たまに必要となるような機能をまとめた文章である。

最低限の設定および必要なコマンドについてはgitの使い方 - 最低限編を参照のこと。

この文章はまだあんまり整備されていないので注意。Subversionの時にこんなことがあったというメモになっている。

便利なワザ

最新版からの変更点のチェック

自分が変更したものとレポジトリに登録されている最新版とを 比較する場合は、以下のように diff オプションを用いる。 例えば、最新と1つ前のバージョンでの違いを調べるならこのようにやる

$ svn diff HEAD HEAD^

今までの作業ログを見る

今までの開発の履歴を見るには log オプションを用いる。 ここで表示されるメッセージは commit 時の際に開発者が -m オプションで書き込んだメッセージである。

$ git log check.pl

タグをつける

開発が一段落したら、タグをつけて現在の開発状況のスナップショットを とっておくと後々便利だろう。

タグをつけるにはプロジェクト (モジュール) のトップディレクトリに移動し、 以下のようにコマンドする。gitでは、軽量タグと注釈付きのタグがある。

    $ git tag Release-4_1-2003_10_16
                         ↑
            タグ名 (ここでは, <バージョン名>-<日付>としている)

注釈付きのタグをつける

    $ git tag -am "リリース4.1" Release-4_1-2003_10_16
                                   ↑
            タグ名 (ここでは, <バージョン名>-<日付>としている)

タグを調べる

どのようなタグがつけられているかは、 $ git tag で調べることができる。

export する

作業用コピーを作成するのではなく、完成したソフトウェアとして リポジトリ内からプログラム群を取り出す場合、export オプションを用いていた。 gitのメタデータを含まない物を取り出す。

git archive (mybranch) | tar -x -C /tmp/foo

つまり

mkdir ~/work/temp/dcl-5.4.9
git archive 5.4.x | tar -x -C ~/work/temp/dcl-5.4.9 
cd ~/work/temp/
tar zcvf dcl-5.4.9.tar.gz dcl-5.4.9

タグで取得する

日付で取得する

また、日付で指定する場合には以下のような方法がある。