ポリラインプリミティブの拡張機能として, ラベルつきの折れ線を描くこともできる.
SG
pGET/
SG
pSET
の管理する
内部変数'LCHAR'
を
.TRUE.
にすることによって,ポリラインプリミティブは
ラベルつきの折れ線を描く.
ここでいうラベル付き折れ線とは, 描くべき線分のある長さを1サイクルとして,
その一部分を空白域としその空白部分に指定した文字列を描くものである.
描く折れ線にはさみこむ文字列はSGSPLC
(SG Set PolyLine Character)
で指定する.
このルーチンによって文字列を指定し,'LCHAR'
を.TRUE.
とし,
SGPLU
などのポリラインプリミティブを呼ぶと,
描かれる折れ線にSGSPLC
で指定した文字が一定間隔で描かれる.
注意すべきことは,'LCHAR'
の指定は,線分を描くすべてのプリミティ
ブに有効なので,必要な描画が終ったら'LCHAR'
を.FALSE.
に
戻しておかなくてはならない.
この例のようにラベルの最後の1文字について,その文字番号を
1つずつ増やしたいときは,
SGNPLC
(SG Next PolyLine Character)
によって
設定されている文字列の最後の1文字の文字番号を1つふやすことができる.
つまりこの例では文字列として'K=1'
が指定されているが,
まず第1回目の呼び出しで'K=1'
を描き, 以降
第i回目の呼び出しでは'K=
i'
(i = 1...4)が描かれている.
SGSPLC
で文字列が設定してない場合の初期値は'A'
である.