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網かけをする

これは指定した領域に網かけをする例である.


sgpk08.f:page1

領域網かけ:

SGTNU (SG ToNe U)はU座標系で多角形の内部に網かけをする. 引数の形は SGPLUと同じであるが, SGTNUでは指定した点列の始点と終点を結んだ多角形の中を塗りつぶす. (左下) 座標点に関してSGTNUに渡したものと同じ引数で折れ線を描いているが, 始点と終点は一致する必要のないことがわかる.

パターンの指定:

SGTNUで行う網かけのパターンの指定は SGSTNP (SG Set ToNe Pattern)で指定できる. 例によってパターンを同時に指定するルーチン SGTNZUも用意されている. トーン番号とパターンの対応については, 「GRPH1」マニュアルの付表 を参照のこと.

複雑な多角形:

SGTNU/SGTNZUで指定する多角形は単連結領域である必要はない. 右上のように多角形の辺同志が交差する「ねじれた多角形」でも, その図形によってできる閉領域全てを塗りつぶす.

ハードフィル / ソフトフィル:

なお, 何も指定しなければ標準的にはハードフィル (ディバイスに依存した網かけ)を行うようになっている. しかし,ハードフィルができないようなディバイス, あるいは SGLSETで内部変数 'LSOFTF'.TRUE.にすると, ソフトフィルによる網かけをおこなう. ここでは, ハードフィルができないようながデバイスも念頭に置いて, ソフトフィルを陽に指定した.

Source:sgpack/sgpk08.f


地球流体電脳倶楽部 DCL-5.0
Last modified: Wed Apr 30 13:59:59 1997