文字列を描くテキストプリミティブには, 次のような属性があります.
まず, SGTXV だけを呼んで, デフォルトで 'SGTXV' と書いてみ
ました. ラインインデクスの初期値は1, 文字の大きさの初期値はV-座標系に
おける単位で 0.05 で, 指定した座標に文字列の中心が来ます.
次に, SGSTXI ルーチンで文字を描く線のラインインデクスを変えて,
'INDEX3', 'INDEX5' と書いてみました. 大きな値にすると太字
になります. このラインインデクスはポリラインなどのラインインデクスとは
独立に管理されており, 他のラインインデクスに影響を与えたりしません. マー
カーのラインインデクスも同様です.
また, 文字の大きさは SGSTXS ルーチンで変えることができます
('SMALL' と 'LARGE').
文字列の位置ですが, 文字列の左端の座標や, 右端の座標で指定することもで
きます. SGSTXCで-1を指定すると左あわせ('LEFT'), 1で右あわせ
('RIGHT')となります. 初期値は0で, 中央あわせとなっています. この引数は
整数に限られることに注意して下さい.
文字列を回転させるためには, SGSTXR ルーチンで回転角を指定します. 単位は度で, 指定した位置を中心に反時計回りに回転します. やはり, このルー チンでも引数は整数値に限られます。
PROGRAM KIHON4
PARAMETER( NMAX=9, X1=0.1, XC=0.5, X2=0.9 )
REAL Y(NMAX)
WRITE(*,*) ' WORKSTATION ID (I) ? ;'
CALL SGPWSN
READ (*,*) IWS
CALL SGOPN( IWS )
CALL SGFRM
*-- 罫線 ----
DO 10 N=1,NMAX
Y(N) = 0.1*(10-N)
CALL SGLNV( X1, Y(N), X2, Y(N) )
10 CONTINUE
CALL SGLNV( XC, 0.05, XC, 0.95 )
*-- デフォルト ----
CALL SGTXV( XC, Y(1), 'SGTXV' )
*-- 文字のラインインデクス ----
CALL SGSTXI( 3 )
CALL SGTXV( XC, Y(2), 'INDEX3' )
CALL SGSTXI( 5 )
CALL SGTXV( XC, Y(3), 'INDEX5' )
CALL SGSTXI( 1 )
*-- 文字の大きさ ----
CALL SGSTXS( 0.03 )
CALL SGTXV( XC, Y(4), 'SMALL' )
CALL SGSTXS( 0.07 )
CALL SGTXV( XC, Y(5), 'LARGE' )
CALL SGSTXS( 0.05 )
*-- 文字列のセンタリングオプション ----
CALL SGSTXC( -1 )
CALL SGTXV( XC, Y(6), 'LEFT' )
CALL SGSTXC( 1 )
CALL SGTXV( XC, Y(7), 'RIGHT' )
CALL SGSTXC( 0 )
*-- 文字列の回転角 ----
CALL SGSTXR( 10 )
CALL SGTXV( XC, Y(8), 'ROTATION+' )
CALL SGSTXR( -10 )
CALL SGTXV( XC, Y(9), 'ROTATION-' )
CALL SGCLS
END
PROGRAM KIHON4