.

はじめに

MISC1(その他の基本処理下位パッケージ)は, ビットパターン・文字の処理や, ファイルの入出力などシステムに依存するライブラリ, および日付・時間など数学的取り扱いとはやや異なるライブラリなどを 含んでいる. 具体的には,以下のようなライブラリからなる.

                                                             
  ● BITLIB:    ビットパターンの処理.        *   ☆   C     
                                                             
  ● CHGLIB:    大文字・小文字の変換.       *   ☆   C     
                                                             
  ● CHKLIB:    文字種の判別.               *              
                                                             
  ● CHNLIB:    文字列の置換.               *              
                                                             
  ● FMTLIB:    数値の文字列化.             *              
                                                             
  ●            日付の取り扱い.             *   ☆   D(C)  
  DATELIB:                                                   
                                                             
  ●            時刻の取り扱い.             *   ☆   D(C)  
  TIMELIB:                                                   
                                                             
  ●            雑多な関数・サブルーチン.   *   ☆   FC    
  MISCLIB:                                                   
                                                             
  ●            CPU時間の取り扱い.               ☆   C     
  CLCKLIB:                                                   
                                                             
  ● FIOLIB:    ファイルの入出力.                ☆         
                                                             
  ●            疑似乱数.                        ☆   FC    
  RANDLIB:                                                   
                                                             
  ● HEXLIB:    16進定数の処理.                              
                                                             
  ●            実数の変換.                                 
  REALLIB:                                                   
                                                             

ここで *, ☆, F, C, D の各印は,次のような意味を持つ.

*:
misc1 以外のライブラリの実行に必要なパッケージ.
☆:
機種依存性のあるサブルーチンを含む.
D :
機種依存性のあるサブルーチンをダミールーチン としても,致命的な支障はないもの.
F :
機種依存性のあるサブルーチンに対して, FORTRAN の プロトタイプ (機種依存性がないと思われるコード)が 用意されているもの.
C :
機種依存性のあるサブルーチンに対して, C の 関数が用意されているもの.

詳しくは各節を参照されたい.

なお,以下の節では,MISC1 パッケージが扱う内容を,文字および数の計算機 に内での表現,そして,文字・数の集まりであるファイルの構造に照らして概 説しておくことにする.


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地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:03:53 EDT 1995