dcmodel ミーティング記録(2014/11/25)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 堀之内, 小高, 荻原
  • 神戸大
    • 林, 高橋, 河合
  • 宇宙研
    • 杉山
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部
  • 京大
    • 竹広

deepconv テスト計算について (杉山)

  • 木星条件計算 arare5 だと平均温度が arare4 より高くなる問題.
    • 凝結成分考慮した場合に大きくずれる.
    • モジュールの差し替えで原因を追求.
    • 乱流過程の定式化/コーディングに気づかないうちに修正が入っていたのが原因.
  • 教訓
    • テスト計算が甘かった.
    • 長時間積分のテストも必要. 今までは短時間積分しか行っていない.
    • 完璧なテストは無理だからテストにかけるバランスを考えるべし.

DPS 報告 (中島)

  • 基調講演 : 比較惑星科学の新時代
    • 系内惑星を系外惑星のようにみてみるのは有意義
    • 系内惑星が見えはじめてきた 20 世紀中ごろを思い出そう
  • 火星(気候)
    • 水雲できたらダストストームできなくなる?
    • 火星の気候変動, GCM 計算, 軌道要素の変化によって全球数 10 K 高温になりうる
    • 地形の影響
  • 火星ダストデビル
    • 地球でのダストデビル
    • 小規模竜巻は沢山あるが, ダストが上がらない
    • 粒径分布入りのダストモデル
  • 火星(大気化学, 進化なし)
    • Curiosity の観測
      • 酸素の季節変動 : 説明は難しい
      • CO2 変動
  • タイタン
    • スーパーローテーションの
    • とある基本場の不安定, 角運動量を赤道向きに輸送
  • 系外惑星
    • 地球型大気大循環のパラメター実験
      • 回転角速度を大きくすると, 渦が小さくなって, 輸送量が減る
      • 論文ではその他のパラメターをいろいろ変えている
    • Hot Neptune
      • opacity, 分子量, 比熱をいろいろ変える
      • 水素大気だと東西循環, CO2 大気だと昼夜循環?
    • 極端な水惑星実験
      • 1 年長い → 夏極で SST 最大の簡単 GCM 計算
    • GPI : The Gemini Planet Imager
      • 系外・系内惑星の波長別画像が沢山とれる
    • 観測のインバージョン
      • 大量データをベイズ統計で処理
      • ExoMol 吸収線データベース
    • NEMESIS
      • 惑星大気放射輸送計算ツール
    • オープンソースの惑星(恒星)大気構造進化モデル
  • 外惑星
    • 木星の雲の構造
      • スペクトル雲は 2bar より上
      • メタン CH3D の吸収線幅から下の水の雲が見える, zone で雲がべったり, belt にはない
      • ECCM
    • 木星の組成
      • Ar 超過の説明
      • 水素, メタン, 水の平衡反応@400
    • 大赤斑の色
      • 10 気圧あたりまでの NH3 が見える写真初公開
    • 土星の極渦
      • 極中心の 2.5 層モデル, 成層と強制パラメターでパターン色々
    • 天王星
      • Voyger 画像を再解析, 縞模様と回転速度がわかる
    • 天王星・海王星擾乱
      • ECCM を使って対流雲では難しいと結論
    • 外惑星の内部
      • 重力場から風速を求める方法の技術
      • リングに波が生じるのが観測される. 土星の重力場と自由振動
      • 深部で水素と水が不混和になります.

DCPAM 自転角速度依存標準実験について (堀之内)

  • 灰色大気, 全球 slab ocean, 地球パラメター計算(年, 日変化あり)
    • 乾燥大気の吸収をいれた. 係数はいくらぐらいにすべきか?
    • 海面直上の温度 ⇔ 観測と比較して赤道がとんがっている
    • ハドレー循環細い
    • 平均帯状流 : ジェット中緯度に 1 本

次回日程

  • 12/16(火) 16:00 より