本文書は configure, Config.mk.in の保守管理について記します.
dcpam5-primitive では, 利用者の環境に応じた設定を configure によって自動的に行います. 実際には, 元々ソースコードに同梱される Config.mk.in を元に, configure から Config.mk ファイルを作成します. (configure での設定が不十分な場合には, Config.mk を利用者に直接編集してもらう必要がある場合もあります). 各ディレクトリの Makefile はその Config.mk を include 文によって読み込み, ビルドを行います.
./configure 実行 --+ | +---> Config.mk | Config.mk.in ------+
configure 自体は開発者側で作成した configure.in から autoconf を用いて作成します. 以下では, dcpam5-primitive において configure に関連するファイルのリストを紹介します.
保守管理の基本的な方法は gtool5 Fortran 90/95 ライブラリ に倣っているため, 保守管理に必要なソフトウェアおよび, 保守管理の方法については, gtool5 開発者向けドキュメント -- configure と Config.mk.in の保守管理 を参照ください.
configure.in において使用されているマクロが定義されたファイルです.
configure が実行される際には, その下請けとしていくつかのスクリプトが呼ばれます. これらはディレクトリ script/configure および gtool5 トップディレクトリ以下に置かれています.