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configure と Config.mk.in の保守管理

本文書は configure, Config.mk.in の保守管理について記します.


  1. 概説
  2. configure 作成に必要なファイル
  3. configure 実行時に使用される下請けスクリプト群

概説

dcpam5-primitive では, 利用者の環境に応じた設定を configure によって自動的に行います. 実際には, 元々ソースコードに同梱される Config.mk.in を元に, configure から Config.mk ファイルを作成します. (configure での設定が不十分な場合には, Config.mk を利用者に直接編集してもらう必要がある場合もあります). 各ディレクトリの Makefile はその Config.mk を include 文によって読み込み, ビルドを行います.

./configure 実行 --+
                   |
                   +---> Config.mk
                   |
Config.mk.in ------+

configure 自体は開発者側で作成した configure.in から autoconf を用いて作成します. 以下では, dcpam5-primitive において configure に関連するファイルのリストを紹介します.

保守管理の基本的な方法は gtool5 Fortran 90/95 ライブラリ に倣っているため, 保守管理に必要なソフトウェアおよび, 保守管理の方法については, gtool5 開発者向けドキュメント -- configure と Config.mk.in の保守管理 を参照ください.

configure 作成に必要なファイル

configure 実行時に使用される下請けスクリプト群

configure が実行される際には, その下請けとしていくつかのスクリプトが呼ばれます. これらはディレクトリ script/configure および gtool5 トップディレクトリ以下に置かれています.

script/configure/chkfort.sh
Fortran コンパイラチェック
script/configure/chkgmake.sh
GNU Make コマンドチェック
script/configure/chkrps.sh
Ruby, Perl, Shell のパスチェック
script/configure/chkrubyver.rb
Ruby バージョンチェック
config.guess, config.sub
システムタイプの判別. それぞれ <URL:http://git.savannah.gnu.org/gitweb/?p=config.git;a=blob_plain;f=config.guess;hb=HEAD><URL:http://git.savannah.gnu.org/gitweb/?p=config.git;a=blob_plain;f=config.sub;hb=HEAD> よりダウンロードしたもの.

$Id: configure.rd,v 1.2 2012-02-26 01:54:17 takepiro Exp $
DCPAM Development Group / GFD Dennou Staff dcstaff@gfd-dennou.org