[地球流体電脳倶楽部 |
dcpam]
dcpam3 に agcm5.3-20020620 の物理過程を実装し,
各スキームの動作チェックをした.
agcm5.3-20020620 (T21L20, T42L20) で Held and Suarez (1994) 実験を行った.
dcpam3ape, dcpam3apesltt (セミラグ版), agcm5 (T21L16, T42L16) で水惑星実験 (300K 等温静止から 100 日) を行った.
dcpam3_ape 仕様:
- 物理過程
- 簡易多色放射, 鉛直拡散 (Mellor and Yamada, 1974, レベル 2), 地表フラックス (バルク法), 湿潤対流調節 (Manabe et al., 1965), 乾燥対流調節, 診断型大規模凝結, その他
- agcm5 の shallow convection, gravity wave drag, kuo は未実装
- agcm5 の フラックス補正みたいなのも一部未実装
- 計算順序
- agcm5: 物理 (SST, 気圧温度高度計算, 放射+鉛直拡散+地表面フラックス(陰解法), フラックス補正? ), 力学(semi-implicit), 物理 (気圧温度高度計算, 負の水蒸気除去, 湿潤対流調節, 大規模凝結, 乾燥対流調節, 負の水蒸気除去)
- dcpam3ape: 力学(leapfrog), 物理 (SST, 気圧温度高度計算, 負の水蒸気除去, 湿潤対流調節, 大規模凝結, 地表面気圧補正, 気圧温度高度計算, 放射+鉛直拡散+地表面フラックス(陰解法), フラックス補正?, 地表面気圧補正, 気圧温度高度計算, 乾燥対流調節, 負の水蒸気除去, 地表面気圧補正)
各実験について:
- 物理のみ実験の結果は agcm5 でも同様の計算を行って結果がほぼ等しいことを (適当に) 確認している. (ただし, 大規模凝結, 湿潤対流調節を含めた実験はチェックしてない. してないのは手間を惜しんでしまっただけ)
- モデル比較実験では dcpam3ape 未実装スキームは agcm5 からも除いて計算している (ので計算順序が違うだけ…なはず)
- セミラグとスペクトル (T42L16) の結果の差が大きいので, 水平拡散係数 (e-folding time) を操作して調整できないか試みた. ほんのちょっとだけ改善 (したとは言えないかこれは…).
- 力学 (Held and Suarez, 1994)
- 物理
- 力学+物理